2009.05.11
皮膚病と脱毛症 ⑯
皮膚の主な病気
自家感作性皮膚炎 ⑫
貨幣状湿疹、アトピー性皮膚炎、接触皮膚炎、うっ滞性皮膚炎などの湿疹症状の悪化とともに、全身に赤い、あるいわジメジメしたブツブツ、小さな水疱などが出てきます。痒みがあり、時にからだが怠くなることもあります。
西洋医学では、もともとの湿疹、皮膚炎の治療を行うとともに、副腎皮質ステロイド軟膏の外用をしたり、抗アレルギー薬の内服をします。副腎皮質ステロイド薬を短期間内服することもよくあります。
こうした皮膚病は初期症状のうちに、皮膚科の専門医による早期治療が大切です。
食事が欧米型になり、肉食が多くなってからこうした皮膚病が増えています。脂質異常とこうした皮膚病は関係があるようです。
アトピー性皮膚炎の方や皮膚が過敏の方は、緑黄色野菜を多く摂り、そして海草類の水溶性食物繊維を摂りましょう。
また、イカやタコ、貝類などのタウリンを摂ることをお薦めします。
新家庭の医学 時事通信社著参考