梅干しで薄毛対策？

2022.04.22

日本人に馴染みのある食べ物の中に、腸内環境を整える食べ物があります。

その一つが梅干しです。そんな梅干しに薄毛予防の効果が期待できるといいますが、本当なのでしょうか。

梅干しには、ポリフェノールも含まれています。

血液の流れを改善する効果もあるため、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの予防を期待できるでしょう。血圧上昇作用のあるアンジオテンシンという成分が増えるのを防いでくれます。

さらに、糖質を吸収するα－グルコシダーゼという酵素を抑制する働きがあり、糖質の消化吸収を防いで血糖値上昇を抑えてもくれます。

そして、いろいろな成分の中でもクエン酸は薄毛対策に効果的です。

クエン酸には、腸内の悪玉菌が増えるのを防いでくれる効果があるため、梅干しには整腸作用があるとされています。腸内環境が悪いと血液の流れが悪くなり、髪の毛へ必要な栄養が届きにくいです。

そして、髪に元気がなくなり、発毛もしにくくなってしまうので梅干しのクエン酸が薄毛対策になると言われています。

毎日一つは梅干しを食べるのがおすすめです。

高血圧の方は食べる前に水に漬け置きして、塩分を抜いてから食べましょう。2つまでならば塩分の摂り過ぎになることはないですが、食べすぎは注意しましょう。

梅干しを食べる以外にも、薄毛対策につながる食べ物をご紹介します。日頃の食事で取り入れる機会が少ない方は、意識してみてください。

・たまご

ビタミンやレシチンが含まれています。髪の毛が作られるもととなります。

・肉

タンパク質が含まれています。髪に必要なケラチンをつくるには、タンパク質が必要です。

・納豆

納豆に含まれるイソフラボンには、薄毛の原因となる5αリダクターゼを抑制する効果が期待できます。

・ナッツ

肉と同様に、ケラチンをつくるために必要な亜鉛を摂取することが可能です。

これらの食材にも髪の毛がつくられるために必要な成分が含まれているため、食事から取り入れましょう。

今回ご紹介したように、梅干しには薄毛対策ができる効果があります。

手軽に食べることができる食べ物なので、取り入れてください。また、梅干しだけではなく、一緒にご紹介した食品類も取り入れましょう。

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発毛理学博士　伊藤勝文

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