2009.04.06
皮膚病と脱毛症 ⑦
湿疹、皮膚炎に含まれる皮膚病として、湿疹、接触皮膚炎、アトピー性皮膚炎、脂漏性湿疹、手の湿疹(主婦湿疹)、皮脂欠乏性皮膚炎、貨幣状湿疹、自家感作性皮膚炎などがあります。
湿疹 ①
急性型と慢性型があります。
急性型は①痒みが強く、②皮膚は赤くなってジメジメし、③皮膚の変化はさまざまで、一つのうちに多くの発疹型が含まれています。
つまり、はじめは粟粒ほどの大きさの、小さな水泡をもった丘疹で、これが点状に散在しています。だんだんむらがって、それらが固まってきます。
そのまわりには、新しく小さな丘疹ができてきます。ひっかくと、皮膚が破れて、ジメジメした皮膚面をつくってきます。このために、湿疹とよばれるのです。
さらに、この上にほこり、細菌、皮膚から剥がれてきた老廃物がまじって、かさぶたをつくってきます。
この急性湿疹のとき、適当な治療がなされないと、だんだん皮膚が厚く、かたくなってきて、表面が粗くなってきます。これが慢性湿疹です。
はっきりした原因が分からないことが普通です。