発毛・育毛/春のヘアケア　②

薬　湯

「薬湯」とは、生薬を煎じてそのエキスを浴槽に入れるものです。市販の入浴剤ではなく、簡単に自分で作れますから是非やってみてください。

生薬独自の効能に、自然の香りによる癒し効果も期待できます。

季節に合った薬湯があります。

肌のタイプによっては刺激が強いと感じるものもありますから、少なめに入れて、徐々に量を増やしてください。その刺激が合わないときは中止してください。

一月・・・「松」
葉を鍋に入れ、水から１５～２０分煮出して、布でこし、その煮汁をお風呂に入れます。

２月・・・「大根」
一本分の葉を日陰に干して乾燥させ、細かく刻んで布に入れ、水から煮出し、その煮汁を使用します。

３月・・・「よもぎ」
茎先２０㎝くらいのところから切った「よもぎ」を５～６本、細かく刻んでやはり水から煮出し、その煮汁をお風呂に入れます。

４月・・・「さくら」
乾燥させた樹皮を布袋に入れみずから１５～２０分間煮出し、煮汁とその布袋ごとお風呂に入れます。

５月・・・「菖蒲」
細かくした葉を布袋に入れ、洗面器などにそれを入れ熱湯を注いで精油を抽出して、布袋と抽出液をお風呂に入れます。

６月・・・「ドクダミ」
一本分の葉を日陰干しして乾燥させ、細かく刻んで布袋に詰め、やかんや鍋などで水から煮出して使用します。

７月・・・「桃」
葉を３０～４０枚を布袋に入れ煮出して、その煮汁ごとお風呂に入れます。

８月・・・「はっか」
ミントの葉、二つかみを布袋に入れ、鍋や洗面器、やかんなどに熱湯を注ぎ１５～２０分くらい蒸らして、その汁と布袋をお風呂に入れます。

９月・・・「菊」
菊の葉を２０～３０枚摘み取り、布袋に入れ、熱湯をかけて１５～２０分間蒸らし汁ごとお風呂に入れます。

１０月・・・「生姜」
一握り分の生姜をすりおろし、その絞り汁を使用します。

１１月・・・「みかん」
果皮を陰干ししておき、２０個分の皮を布袋などに入れ、お風呂に浸します。

１２月・・「・柚子」
果実５～６個を半分に切り、そのままお風呂に入れます。

尚、発汗作用や血行促進、保温効果を高める為に、一掴みのお塩を、上記の薬湯に入れると良いでしょう。

 

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