2008.08.22
異常行動⑪/化学物質/脱毛症/育毛/脳の栄養素②
下記は、「経皮毒が脳をダメにする」、薬学博士 竹内久米司先生の著書からの引用です。
- 脳のダメージから予防して、働きをよくする脳内神経伝達物質の原料となる栄養素があります。
・強力なメッセンジャー、セロトニンを誘発するのに必要な、栄養素は鶏肉、卵、大豆、サツマイモに含まれるアミノ酸のトリプトファンです。セロトニンが増えると気分が落ち着いて、ニューロンを破壊する興奮毒性から脳を守る効果があります。
・豆類に含まれるレシチン、そして卵黄に豊富なビタミンの一種コリンははアセチルコリンを増やす効果があります。アセチルコリンは記憶力に不可欠な神経伝達物質です。
・アミノ酸のチロシンはドーパミンやアドレナリンを増やして、やる気を起こさせる栄養素です。竹の子やエビ、カニなどに多く含まれまています。
・葉酸や魚の油は神経伝達物質の量、性格、機能に影響を及ぼし、脳には効果的な栄養素です。
・海馬がブドウ糖を取り込むのを妨げ、結果的に脳細胞を死滅に追い込むのは糖質コルチコイドというホルモンです。糖質コルチコイドはタンパク質からブドウ糖をつくるときに、大量に分泌されます。それを防ぐためには、肉を中心にした食事はなるべくひかえて、デンプンが多い米などを中心にした食事を摂ることが大切です。
・あごをキチンと動かす食事、強い力でよく噛む食事は、脳細胞を活性化させ、脳の病気の予防や改善につながります。脳の表面の約50%は、顔と関係のある神経領域で占められています。噛むという動作は、顔の神経全体を使い結果的には、脳の半分の領域を有効に刺激することになるのです。 -