2019.07.16
発毛治療 円形脱毛症から慢性脱毛症の発毛対策 脱毛原因のアドバイス -1
慢性脱毛症の薄毛・発毛対策 -1
慢性脱毛症とは脱毛症が治ってもまた再発してしまい、それを何度も繰り返す再発性脱毛症を言います。
突発性脱毛症、多発性脱毛症、全頭脱毛症の場合が再発性脱毛症になりやすく男性型脱毛や瀰漫性脱毛は再発性脱毛にはなりません。
男性型脱毛は男性の若はげとも言われ、主に男性の頭頂部がはげる脱毛を言います。遺伝的原因や男性ホルモンの過剰分泌が原因とされています。
瀰漫性脱毛は女性の薄毛になる状態を言いますが、全体に除々に薄くなって行き、脱毛していくことを言います。
慢性脱毛症は、脱毛症を何度も繰り返すことで脱毛症体質になります。
チョットしたこと原因ですぐに脱毛してしまう人は、その脱毛原因を正しく把握し、原因を改善することが重要です。
食生活や生活習慣に多くの原因があることがあります。
慢性脱毛症の発毛対策として、これからアドバイスをしてまいります。
食生活、嗜好品、仕事関係、薬、寝具、ウィッグや帽子、季節性、部屋の環境、体質、低体温、生活リズム、シャンプーや毛染め他についてアドバイスします。
①食生活について
健康は食生活の上に成り立っています。健康であってこそ美しい髪も存在します。
偏食の人は遺伝的なことを抜きにすれば、癖毛やガサガサの毛質になりツヤも無くなります。
枝毛や切れ毛にもなります。
3歳から5歳くらいで脱毛する子供の食生活は、一様に驚くほど乱れています。
三食をまともに食べていない上に甘いものばかりを飲食している例が多いのです。
ご飯を食べずにお菓子でお腹を満たし間食ばかりです。そしてコーラやカルピス、清涼飲料水ばかりを飲んでいます。
ペットボトル症候群という急性低血糖症になる若者が多いことからこんな言葉も出来ました。
離乳食のときからそんな食事をさせているのですから、免疫力は低下しています。
そのために皮膚はバリアゾーンのための常在菌が正常に機能しません。
何時も細菌感染してトビヒや湿疹、痒みが直ぐに出るので掻きむしっています。
子供は甘いものが好きですから、三食きちんとした和食を食べさせることは親がリードしなければ偏食になります。
砂糖は摂取量により免疫力が低下し、合成甘味量は摂取量に限らず少しでも摂取すれば免疫力はゼロになるといいます。
こうした食生活を幼児期から続けていれば脱毛症になり、また改善せずに何度も脱毛を繰り返し慢性脱毛になります。
人間の身体や毛髪は全てタンパク質で出来ています。
そして、必須アミノ酸と必須ミネラルがとれていないことが健康面や毛髪の致命傷になっているのです。もちろん偏食をしていますからビタミン不足もあります。
その上に化学合成の食品添加物を多く摂取している場合が多く見受けられます。
②食生活について 糖質
料理番組を見ていると、合わせ調味料に決まって醤油、みりん、砂糖・・・同量と多くの煮物などに使います。
すき焼きなどでは、醤油をドバドバと鍋に入れてからこれでもかと白砂糖を入れ、そのあとに牛肉を入れて煮ますが、健康面から考えればこれほど身体に悪い料理はありません。
またそれを生タマゴをといたタレに付けて食べるのですから、高たんぱく高カロリー高脂肪食の成人病まっしぐらというものです。
何故こんな牛すきが出来たかといえば、戦後間もないころ、食事は質素というより食べるものがなく皆痩せてお腹を空かしていました。
お金が入ったら美味しいものを腹一杯食べたいと思うところから、アメリカより牛肉が入ってきて各家庭でのご馳走になりました。
滅多に食べられず、せいぜい月に一度くらいか何ヶ月に一回と言う感じでした。
しかし今では日本は豊かになり、牛肉はおろかどんなものでも毎日でも食べようと思えば食べれます。
ケーキやチョコレートも毎日食べてる人もいます。
砂糖はタンパク質とくっつき糖タンパクとなり老化を早めるといいます。
またカルシウムを体から奪ってしまいます。人間の体は飢餓には対応できても飽食のことは遺伝子にも組み込まれていません。
ですから砂糖や合成甘味料の摂取過多に対して、体は大変な危険な状況になっているのが現状です。
③食生活について 合成甘味料
糖分を摂ることの大きなリスクが理解できても、いざ砂糖や合成甘味料の入っているものを止めようとしても直ぐには分かりません。
スポーツドリンクは体に良いと思って、のどが渇いたときにいつも飲んで入ると大変なことになります。
スポーツドリンクにはスティックシュガー10本分の糖が入っていますから、常に飲むものではありません。
猛暑の中肉体労働やスポーツ選手が激しい運動をしたときにだけ、それこそ急遽栄養補給するためのものです。
缶コーヒーの無糖以外のものにはスポーツドリンク以上の糖分が入っています。
清涼飲料水や缶コーヒーを冷たくしますと甘みを感じなくなりますから、沢山の糖分を加える必要があり、ゼロカロリーと言って販売するものには合成甘味料がしっかり入っています。免疫力の低下や免疫力をゼロにするものは避けましょう。
また、ジュースには果糖が入っていますが、糖分ではありませんからインスリンが分泌されず、分解されません。果糖はどれだけ入れても飲んだ気がせず500mℓをあっという間に飲んでしまい、カロリーオーバーで肥満になりやすものです。
女性は甘いものが好きですから、こうした糖分や合成甘味料、果糖のもつ怖さを認識してください。
白砂糖を使用しない自然のもつ甘さを引き出し利用する料理法を考えて下さい。
蜂蜜やメープルシロップを使ったり、粗糖を少しだけ使うとかにしましょう。
④食生活について チョコレート ケーキ 硬化油の問題
チョコレートはポリフェノールが多く身体には良いものなのですが、しかし日本のチョコレートは加工品であり本物ではありません。
そのため食べないで下さいと言わざるを得ません。
日本のチョコレートは原料のカカオが極端に少なく、その上、砂糖をふんだんに入れ甘くしています。
さらにその砂糖が熱や湿気で溶けないように硬化油を入れ硬めています。これだけでもいかにからだに悪いかわかります。
砂糖は使用料に応じて免疫力を落とし、硬化油は合成の油で、化学的に植物油に水素添加して油が固まるようにしたものです。
硬化油は体内に入っても消化分解せずに血液をドロドロにします。大変に危険なものです。
こんなチョコレートを四六時中からだに良いと思って食べことはすぐに止めましょう。
ケーキは高カロリー高脂肪食品です。健康のため育毛のためを考えるなら食べないようにしましょう。
玉子やバター、砂糖をびっくりするくらい入れて作るのは知っていると思いますが、多くの市販品はショートニングというこれも油に化学的に水素添加した合成油です。
ショートニングはケーキが型崩れしてベチャベチャに潰れないようにするために、市販品は使用していますが、体内に入ったショートニングは分解せずに血液をドロドロにします。
こうした水素添加の合成油はいろいろな食品に使用されていますが、大変に恐ろしい化学合成油です。
たとえば油あげ、さつま揚げ、ポテトチップス、てんぷらなどの市販品に使用されいつまでたってもカラッとしているものは、この水素添加の油が使用されていると思いましょう。
心臓病や脳梗塞の恐れや皮膚の生理活性を損なうものと考えましょう。
⑤食生活について 危険な食用合成植物油脂 = トランス脂肪酸
植物油脂と一言にいっても様々なものがあります。
「チョコレート類の表示に関する公正競争規約」によると、チョコレートの原材料のうち、ココアバター以外の食用の油脂は「食用油脂」と記載する、ということになっています。
さらに、「食用油脂」はそれが植物性のものであれば、「植物油」「植物脂」「植物油脂」、または「パーム油脂」や「やし油」などのように一般的に分かる名称で記載することができる、とあります。
つまり、チョコレートの原材料表示において、「植物油脂」がどの植物から作られているのかを明記する必要はないのです。
では、チョコレートに使われる植物油脂とは何でしょうか?
消費者庁で定められた「食用植物油脂品質表示基準」では、植物油脂は次のように定義されています。
「食用植物油脂とは、食用サフラワー油、食用ぶどう油、食用大豆油、食用ひまわり油、食用小麦はい芽油、食用とうもろこし油、食用綿実油、食用ごま油、食用なたね油、食用こめ油、食用落花生油、食用オリーブ油、食用パーム油、食用パームオレイン、食用調合油及び香味食用油をいう」
トランス型脂肪酸とは一体何なのでしょう?
これは植物油に水素を添加し、脱臭処理や高温高圧処理する課程で作られるもので、人間の体がうまく利用出来ない有害物質です。
もう少し専門的に説明すると、トランス型脂肪酸は人間の体に取り込まれても細胞膜などの膜組織に都合よく収まらないもので、多量に膜組織に取り込まれた場合膜が構造的に弱くなり、有害成分の侵入を許しやすくします。結果、ガンになりやすくなったり、病原菌やウイルスに対して抵抗力がなくなったりするのです。
このトランス型脂肪は欧米の少しでも健康に気を付けている人であれば、かなり神経質に食事から排除を心がけているもので、全世界的に明らかに健康に悪い影響を及ぼすことが分かっているにも関わらず、日本ではまだまだ注意されていません。
何故市販の天ぷらやポテトチップス、から揚げ、厚揚げそのほか明らかに体に悪いとして世界では禁止にしている国もあるというのに、日本では敢えて合成植物油を使用するのでしょう?
それは消費者、国民の健康を無視した企業の利益のためのものです。またそれを許している行政に大きな問題があります。
私達はこうした危険なものを自分で判断して、決して摂取しないことにするしか健康な食生活を維持することはできません。
脂質異常症の現代の原因は、単に動物性脂肪を多く摂取しただけではないことがこれで分かります。
心臓病や脳溢血でなくなるひとが益々多くなることでしょう。
さらにこの化学合成油は皮膚の機能不全を起こし、脱毛症や薄毛と深く関わっているとみる必要があります。
⑤食生活について 牛脂
健康のためにも育毛のためにも体に良い油脂の摂取はとても大事なことです。
トランス脂肪酸や酸化した食用油は毒性があり、摂取すれば体に危険が迫ります。
また元々の油脂の持つ特性により、できる限り摂取してはいけないものに牛脂があります。
牛脂は60度くらいで液体になりますが、常温では固体です。豚脂は40度くらい鳥の脂は20度くらいで溶けます。
牛脂は人間の体の中ではドロドロ血の元凶となり、成人病の元です。
アメリカでは脂身のところは食べずに捨てていますが、脂身は肥満となり成人病や心臓病になるといわれアメリカ人は脂身を食べません。
それを日本の牛丼チェーン店が買ってきて日本人に食べさせています。
食生活は各家庭や個人個人の嗜好が大きく関係していて、健康を考えて食べるというよりも美味しいからとか、食べたいから食べ、好きなものばかりに偏ることが多いと思います。
肉好きな人は魚や野菜をあまり食べません。酢の物も食べない人が多いようです。
牛脂は体内脂肪に蓄積されやすく肥満の原因や成人病の原因となりますが、健康を害さない限り食生活を改めることは中々しないものです。
しかし牛脂の摂取過多は、成人病や薄毛・脱毛症の要因にもなることがあります。
「世界発毛科学研究所」
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発毛専門理学博士 伊藤勝文