2010.08.13

夏 の 体調管理 ②

夏 の 体調管理 


今年の夏の暑さは異常です。どれだけ体調管理をしていても、さすがにこれほどの暑さが続きますと、肉体的にも自律神経の観点からも身体は変調をきたします。


このことはこれから秋になってから、脱毛症の危険とともに、色々な病気に罹るおそれがあります。


しかし、ここでご自分の体質や体調をしっかりと把握して、少しでもダメージを少なくする努力をして下さい。


①自分の体質は冷え性ではありませんか? 冷え性の方は、要注意です。


女性は男性に比べ、冷え性の方が多いことを知って下さい。


それは、元々、身体が熱を産出するのは、筋肉だからです。女性は筋肉が少なく、そのため女性は、皮下脂肪により身体を冷えから守っている面もあります。


冷え症は免疫力の低下をもたらし、癌体質になりやすく、子宮筋腫や不妊症になる恐れが高いようです。その上、異常脱毛症になる危険がいつもあります。


手足が冷たい、お腹を手で触ると冷たく感じる、お腹を押すとチャボチャボと音がする。こういう方は冷え性です。


24度くらいの冷房の中に、長時間いる人は、内臓を冷やし過ぎることになります。


妊娠中の女性や冷え性の方は、お腹(内臓)を冷やさないように、下着の上から、冬に使用するホカロンなどで、お腹を温めましょう。


そして、飲み物は、暖かい生姜入り紅茶や、朝昼夜、できたら味噌汁を飲みましょう。


熱中症予防ばかりに気を遣って、冷たいものばかり飲食することは良くありません。(体質を知ることが大切です。)


暑い時は、頭部を重点的に冷やしましょう。


脳内温度や体内温度は、一定の温度が要求されます。


体温は35度代は危険な低体温です。このときは、体温を36.5度代にすることが重要です。心臓や脳に血液を運べなくなることから、心臓麻痺や脳梗塞になるようです。


脳内温度は、37.7~37.8が重要だと言われています。低体温症は、脳内温度がこの温度以下の時、生命活動が出来なくなるといいます。脳幹がダメージを受けるのです。


これだけ高温の気象は、ご年配者や体力のない人は、事前の予防措置をとってください。


 


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「読売新聞」 マイベストプロ東京 コラム掲載
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