2021.06.20
【女性の薄毛対策】注意したい油を知っておこう
何気なく食べている食べ物にも薄毛の原因はあり、その中の「油」に注意が必要です。油の中には、身体に良いものから悪影響を与えるものまであります。
今回はそんな油と薄毛の関係についてご説明し、女性におすすめの油もご紹介します。
目次
身体に良い油
まずは、身体に良い油をご説明します。
・ごま油・ベニバナ油・大豆油
ごま油、ベニバナ油、大豆油にはリノール酸が含まれており、多価不飽和脂肪酸という種類の油に分類されます。身体で作ることが出来ないため、必須脂肪酸です。そのため、食事から必ず摂らなければならない油になります。
リノール酸は、必須脂肪酸のため外部からの摂取が必要なのです。しかし、リノール酸の必須量は60kgの体重の方の場合、一日に1~2gなので、ご飯で2.5杯、パンなら2枚で摂取できます。普段通りの食事をとっていれば不足することはないのですが、現代の日本人は摂取過多のため健康に問題があると言われています。
から揚げ、トンカツ、てんぷらなどの揚げ物を食べることが多くあると、リノール酸により体内でアラキドン酸がつくられて、炎症、血栓作用、血管収縮作用、アレルギーを引き起こすことがあるので注意が必要です。
・紫蘇油・アマニ油・魚油
紫蘇油、アマニ油、魚油には、α-リノレン酸が含まれており、くるみや緑野菜、海藻、豆類などでも摂取できます。抗炎症、血栓抑制、血管拡張、抗アレルギー作用と疾患抑制をする油で、頭皮を健やかにするためにも必要です。
特に女性には、アマニ油がおすすめです。女性ホルモンを整えてくれる作用があり、肌や髪の毛に潤いを与えることができます。女性特有のお悩みである、生理不順や生理痛の緩和にも効果的です。
身体に悪い油の成分
次に摂取を控えたい油の成分をご説明します。
・パーム油・ヤシ油
パーム油・ヤシ油の成分である飽和脂肪酸とは、動物の肉や乳製品を代表とする脂肪のことです。結論からいえば、これらは摂る必要はないと言えるでしょう。なぜなら、体内でこれらを作ることができるからです。
また、血液をドロドロにする成分でもあります。飽和脂肪酸は融点(溶ける温度)が高く、人間の体内では溶けません。過剰摂取を行なうと、脳梗塞や心筋梗塞などの血栓性の病気になりやすいです。
頭皮に十分な栄養が届かなくなり、丈夫な髪が生えずに薄毛にもなります。
・マーガリン・ショートニング
マーガリンやショートニングの成分であるトランス脂肪酸は、自然界には存在しない人間が作り上げた油です。作り方は、120度の植物油にニッケルや銅を触媒にして水素を人工的に添加させます。それにより固まらず、腐りにくくなったものです。
この油で揚げたものは酸化しにくいため、食品業界にとっては大変に便利で好都合なのです。その一方で人間にとっては体内で分解が困難のため、ビタミンやミネラルを大量に消費してしまいます。
さらに代謝がうまくできないため、体内にそれが蓄積され、肥満の原因になるといわれます。身体に悪い物は、もちろん髪にも悪いです。薄毛の原因となるので、摂取を控えましょう。
まとめ
人間の身体は60兆個の細胞で出来ているといわれますが、この「細胞膜」の材料は脂質、つまり油です。
良い油を摂取していれば、細胞膜の状態は安定し、細胞も活性化します。しかし、ここで身体によくない油を大量に摂取すると、体調不良や薄毛にも繋がります。
食事の油まで気にしてこなかった女性は、一度気にしてみてください。
「世界発毛科学研究所」
ワールドヘアサイエンス
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発毛理学博士 伊藤勝文
子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス