2022.09.05
薄毛になるのは体質のせい?予防策はあるの?
薄毛は人には相談しにくい悩みごとですよね。
原因は一つではないと考えられていますが、体質は関係あるのでしょうか。今回は何の体質が薄毛に関係してくるのか見ていきましょう。
目次
どんな体質が薄毛になりやすい?
結論、体質が薄毛に関係するのではなく、体質によっておこる身体の環境の変化や皮膚環境の変化が影響します。
薄毛に関係する体質の例は下記です。
1.低体温質
低体温質の方は、薄毛になりやすいと言われています。
理由としては、低体温の場合だと血流が悪く、発毛に必要な栄養素が髪に行き渡らないと考えられているからです。
基礎体温が35度台の方は低体温体質です。平熱が平均体温の36.5度から一度低いと、免疫力は30%下がると言います。
免疫力が低いことは薄毛だけではなく、感染症にかかりやすくなり、頭皮のバリア機能が正常に働かず、突発性の円形脱毛症や円形脱毛がいくつも出来る多発性脱毛症になる怖れがあります。
また、血液の流れが悪く頭皮の毛細血管の血流が阻害されて乾燥しますので、頭皮のバリア機能が低下して悪玉細菌が増殖しやすくなり、その結果、薄毛や脱毛症の症状が発症する怖れが出てきます。
2.アトピー体質
アトピー体質は汗をほとんどかかず、低体温です。
肌が乾燥している状態であるため痒みが発生しやすく、肌を掻き壊してしまって肌のコンディションが悪くなります。そして、髪が発毛しにくくなって薄毛となるのです。
3.アレルギー体質
皮膚にアレルギー反応がでると痒みが生じることがあります。
そのため、アトピーと同様に皮膚をかいてしまって肌環境が悪くなり、発毛に影響するのです。具体的には、食物アレルギー、グルテンアレルギー、小麦アレルギーがあります。
4.頭皮の乾燥体質
実際は頭皮だけが乾燥することはありません。
ヘビースモーカーや高齢者、アルカリ性石鹸シャンプーや石油合成シャンプーなどを使用している方の頭皮は乾燥肌の頭皮になっている怖れがあります。ですから、体質ではなく物理的なものや一時的な原因によるものが多くあります。
また、頭皮の皮脂分泌が少ない場合も乾燥頭皮になります。
頭皮の乾燥はバリア機能が働かなくなり悪玉細菌の増殖を許しますので、痒みや湿疹などが起きやすく薄毛や脱毛症の原因になります。
体質改善は食の見直しから!
薄毛の改善として、まず行なうことは「食」の見直しです。
髪の主な成分はタンパク質なので、タンパク質メインの食事を考えましょう。タンパク質が不足していると、薄毛だけではなく髪の手触りや切れ毛、枝毛にも繋がります。
鶏の胸肉や鮭、豆腐、納豆などはタンパク質の量が多く含まれている食材とされています。食事の中にバランスよく取り入れてみましょう。
まとめ
体質は直接薄毛には関係しませんが、その体質の原因になることが薄毛に関わってくると考えられます。
その改善策として「食」の改善をあげました。食事を気にすることは薄毛だけではなく、健康にも関係しますので意識していきましょう。
「世界発毛科学研究所」
ワールドヘアサイエンス
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発毛理学博士 伊藤勝文
子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス