2024.06.14

食の偏りは薄毛や脱毛の原因!発毛のための食生活を考えよう

薄毛や脱毛症を発症し、毛髪検査に来る人の食事メニューを見ると、偏った食事をしている人が多い傾向にあります。

食事が偏り、栄養が不足すると、なかなか発毛しなくなってしまいます。

なぜ、食の偏りが薄毛や脱毛の原因になってしまうのでしょうか。どういった人が、偏った食事になりやすいのでしょうか。

それから食の偏りの他に人種や遺伝的な体質によっても思わぬ薄毛や脱毛原因があります。日本人には日本人に合った食生活が非常に大切です。

また、近年は食品添加物による問題と細胞膜を破壊する酸化油や細胞膜をつくらなくする人工的につくられて水素添加油があります。

 

この記事では、それらの疑問に答えるとともに、発毛のために摂取しておきたい栄養素や避けるべき食事の仕方を詳しく解説します。

なぜ食の偏りが薄毛や脱毛の原因に?

そもそも、なぜ食の偏りが薄毛や脱毛の原因になってしまうのでしょうか。

それは、食が偏ることで栄養が不足すると、髪の毛に栄養が行き渡らなくなってしまうためです。

髪の毛が育つためには、主にタンパク質やビタミン、ミネラルなどが必要です。しかし、食が偏るとそれらの栄養素のいずれかが欠けがちになってしまいます。

 

例えば、野菜が嫌いでお肉ばかり食べている人がいるとしましょう。お肉はタンパク質なので、タンパク質は十分に摂取できますが、野菜に含まれるビタミンや海藻などに含まれるミネラルは摂取できません。

髪の毛は、どれか一つの栄養素があれば育つものではなく、全ての栄養素がバランス良く摂られていることで育つものです。そのため、食の偏りが薄毛や脱毛の原因になってしまうのです。

 

食事が偏りやすい人は?

「食の偏り」といわれても、ピンと来ない方もいるでしょう。実際には偏った食事をしているものの、「自分はバランスの良い食事を摂っている」と思われているかもしれません。

 

そこで、食事が偏りやすい人の特徴を紹介します。当てはまる方は、食事が偏り栄養素が不足しやすいため、特に意識して食の偏りをなくすようにしましょう。

 

ダイエット中

急激な体重減量を行うと、食事が偏りやすくなり、必要な栄養素を取り入れられなくなることが多いです。中には、食事を完全に抜いたダイエットをする方もいます。

そういった過度なダイエットは、薄毛や脱毛の原因になるだけでなく、健康に悪影響を及ぼしてしまいます。ダイエットは、バランスの良い食事を摂った上で行いましょう。

 

好き嫌いが多い

好き嫌いが多い方は食事が偏り、栄養不足になりがちです。

野菜を残してしまいがちだったり、お肉や麺類など好きなものばかり集中的に食べてしまったりする人は、髪の毛が育つのに必要な栄養素が十分に摂れず、薄毛や脱毛につながってしまいます。

後述する発毛のためにおすすめの栄養素も参考に、できるだけさまざまな栄養素を一緒に摂るようにしましょう。

 

外食やコンビニ弁当が多い

忙しさや手間がかかるといった理由から、普段の食事を外食やコンビニ弁当などで済ませている方も多いのではないでしょうか。

そういった方も食事が偏りやすく、注意が必要です。たとえ3食きちんと食べていたとしても、外食やコンビニ弁当が中心なのであれば栄養が不足している可能性があります。

 

外食やコンビニ弁当は、お肉などのタンパク質や米・麺類などの炭水化物が中心のメニューが多く、野菜や副菜があったとしても少量であることが多いです。意識して野菜や副菜メニューを取り入れなければ、髪の毛が育つのに必要な栄養素は不足してしまいます。

 

発毛のために摂取しておきたい栄養素

それでは、発毛のためには何の栄養素が特に必要で、その栄養素はどんな食材に含まれているのでしょうか。

まず、タンパク質です。タンパク質は体づくりにはもちろん必要ですが、髪の毛にとっても欠かせない栄養素です。

 

特に、大豆に含まれるタンパク質と食物繊維には、コレステロール低下作用があります。中でも納豆に含まれる納豆キナーゼという酵素は、血栓を溶かし、過度の血液凝集を防いで、血液をサラサラ状態にします。それによって、髪に栄養素が行き渡りやすくなります。

次に、ビタミンです。ビタミンのうち特に発毛に有効なものは、ビタミンCとビタミンB群です。

 

ビタミンCは、タンパク質の合成力を高めてくれます。

そして、ビタミンB群は体内のタンパク質をアミノ酸に分解するために必要な物質です。これらのビタミンをバランス良く摂取し続けることで、免疫力の維持にもつながります。

 

栄養素別のおすすめ食材

発毛に特に必要な栄養素は、タンパク質・ビタミンC・ビタミンB群です。

それぞれの栄養素が多く含まれる食材を紹介します。

 

栄養素 多く含まれる食材
◇タンパク質 肉類・魚介類・卵類・大豆製品 など
◇ビタミンC キウイフルーツ・いちご・アセロラ・柿・グレープフルーツ・オレンジ・レモン・ブロッコリー・サツマイモ など
◇ビタミンB群 にんにく・まぐろ・牛・鶏レバー・かつお・いわしの丸干し など

 

発毛のために避けるべき食事は?

発毛のためにおすすめの栄養素や食材がある一方で、避けるべき食事もあります。どのような食事かというと、血行不良や肥満、睡眠の質の低下につながる食事です。これらは健康に悪いだけでなく、薄毛や脱毛を引き起こす要素でもあるのです。

具体的には、以下3つの食事の仕方は特に避けるよう意識しましょう。

 

脂質・糖質の多い食事

脂質・糖質の多い食事を摂ることで、皮脂が過剰分泌されるようになるため、頭皮の毛穴詰まりの原因になります。毛穴が詰まると髪の毛に栄養が行き渡りにくくなり、薄毛や脱毛につながるのです。

また、中性脂肪が増えて血液の循環が悪くなるので、発毛に必要な栄養素が頭皮と髪の毛に届きにくくなってしまいます。

日本人は牛乳や乳製品遺伝的体質から乳糖不耐症の人が多く、そのために未消化の乳糖が小腸にたまりアレルギーの原因となる怖れがあると言います。

さらにぎゆうに由うに含まれるカゼインタンパクは分解゛か出来ずに、色々な不調をもたらす怖れが考えられます。

 

牛脂などの動物性脂肪はは動脈硬化や成人病の原因にもなりますので、牛肉や乳製品は薄毛の原因にもなる怖れもありますので極力控えましょう。
魚介類や鶏肉などを中心に野菜や海藻、豆類、キノコ等を食べるようにしましょう。

 

アルコールの大量摂取

アルコールを摂取すると、肝臓の働きによりアセトアルデヒドという成分に分解されます。

このアセトアルデヒドは、血行不良や睡眠の質の低下など、体にさまざまな悪影響を及ぼし、それが薄毛や脱毛の原因になってしまうのです。

 

寝る直前の食事

食事を摂ると、消化のために胃腸の動きが活発になります。

その際、血液は胃腸に集中するので、体内全体での血液循環は悪くなります。そうなると、寝ている間に分泌される成長ホルモンが頭皮に行き渡りにくくなってしまうのです。

 

以上、特に避けるべき食事の仕方を解説しました。

中には、自分の食事スタイルに3つ全てが当てはまった方もいるかもしれません。そのような方は、まずはこの中から1つでも改善してみましょう。

 

まとめ

食事は体をつくるのに欠かせません。健康な髪の毛を発毛させるためにも重要です。

今回紹介した中で、発毛に必要なものの十分に摂れていないと感じる栄養素や、つい続けてしまっている悪い食事の仕方があれば、見直して改善してください。日々の食事から、薄毛と脱毛の予防を心掛けましょう。

 

ワールドヘアサイエンスでは、脱毛・発毛に関する相談を受け付けています。

年齢に関係なく、少しでも髪についてお悩みがある場合はワールドヘアサイエンスまでご相談ください。

 

「世界発毛科学研究所」

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発毛理学博士 伊藤勝文

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