2021.08.11

子供の脱毛は身体の危険信号?

子供に脱毛症が表われるのは髪の毛の問題だけではなく、身体のコンディションが関係している恐れがあります。今回は、脱毛症と関係がある身体の不調についてご説明します。

 

子供の脱毛症と健康の関係

脱毛症が起こっている裏側で起こっている体の不調は、以下のことが考えられます。

アトピーなどの皮膚疾患、すぐに皮膚に痒みが出たり、掻くとジュクジュク化膿したようになるなど皮膚が敏感になっている。風邪を引きやすい、朝の寝起きが怠くて気持ち良く起きられない、朝から頭が重い、いつも甘いものが食べたい、野菜や酢の物、柑橘類が食べたくない。肉類や油濃いものや洋食が好きで和食はあまり食べたくない。こんな身体の症状の生活をしている。

甘いものや、清涼飲料水が大好き、喉が渇きやすく水よりもジュースやコーラ、スポーツドリンクなどを飲んでいる。

いつも身体に怠くやる気が起きない。飽きっぽい、怒りっぽい、少しのことでも我慢が出来ず諦めたり怒ってしまう。些細なことが妙に気に掛かり人間関係がうまくいかない。

肩や首がいつも凝っている。何かあるとネガティブに考えて落ち込んでしまう。気持ちを明るくできない。

睡眠が浅いので熟睡が出来ない。

こんな症状は病気ではないのですが、実は病気とは気の病と書くように、この症状は身体から発している病気のサインです。

子供の受験や試験は、大人よりも大きな負担を身体と精神的に掛けています。子供のストレスは取り返しの出来ないくらいのダメージがあります。

 

・ストレス

子供がストレスを感じると、抜け毛癖を起こす場合があります。気が付くと、髪の毛や眉毛までも抜いてしまうことがあるので、注意して子供の様子を見ることが必要です。

 

・アレルギー

アレルギーで頭皮に痒みが生じた場合、子供は無意識に頭皮を掻いてしまうでしょう。そうすると皮膚状態が悪くなり、抜け毛が発生して脱毛症となります。円形脱毛症もここから始まります。

アレルギーは食物アレルギーと接触アレルギーがありますが、いずれも体が化学物質に対する反応です。接触アレルギーは接触皮膚炎で漆やハゼなどの樹液でカブレる場合と毛染めやパーマ液などの化学薬品の作用によるものなどがあります。最近は牛乳アレルギーや小麦などのグルテンアレルギーが多くなっています。食品添加物のアレルギーはアトピーとして多くの子供達が苦しんでいます。

皮膚のアレルギーが出ている場合は、特にアトピーなどは皮膚のバリア機能が破壊されているので、皮膚感染症に罹りやすく円形脱毛症や全頭脱毛症に罹りやすいのです。

 

・喘息

小児喘息になり、治っても喘息予防の薬を長期にわたり飲むことは危険です。副作用として劇症肝炎になるとあります。

喘息には必ず原因があります。体内に入った異物を出すために喘息の症状が起きると考えて、その原因を廃棄ガス、タバコの煙、食品添加物などに付いて調べてみましょう。

子供の粘膜はといも敏感です。身体に遺物が入ればそれを出そうとして咳をしたり下痢をして身体から排泄しようとします。咳をして直ぐにその遺物が出れば良いのですが、気管支などから、粘膜に浸透したものや身体に蓄積された化学物質は、自然には排泄されません。その結果喘息という症状になって表れると考えられます。また、冷たいものを飲むと気管支が急に収縮刺激されて咳や喘息が出ることがあります。冬や寒くなると喘息が出やすくなることも、こうした現象からとも考えられます。

小児喘息が脱毛症の子に多いことがありますが、喘息の薬や喘息の予防薬を長期にわたり飲んでいる場合があります。薬の長期使用によって肝機能が疲弊して体力が低下し、肝炎まで行かなくても機能が低下してして正常ではないことが考えられます。喘息の予防薬は決して長期にわたり服用してはいけません。副作用は全ての薬にあります。劇症肝炎になる怖れがあります。

喘息の予防は牛乳を飲まないこと、乳製品を取らないこと、カゼインタンパク質の影響も考えられます。

 

※喘息の原因が一般的に言われていることは
喘息は日本では大人が3~5%、子供では5~7%が罹っていると言われています。
子供達の喘息は男子が多く、アレルギーが原因であることがほとんどとされています。小学校高学年ぐらいから発作がなくなる時期がありますが、20~30歳代に再発することもあります。
喘息の主な原因
アレルゲンとなるもの

ダニ ハウスダスト ペット 花粉 食物
アレルゲン以外の誘因

運動 たばこ 過労やストレス 風邪などの感染症 大気汚染 天気気温の変化 香水などの匂いと言われています。

 

食事と睡眠の見直し

1.睡眠

睡眠不足は成長ホルモンの分泌がされにくい原因です。これは髪の毛の成長に欠かせないホルモンなので、不足していると脱毛症につながります。

22時~2時までの時間帯が成長ホルモンの分泌が盛んにおこなわれるので、この時間で子供が睡眠できるように心掛けましょう。

 

2.食事

今の子供たちの食生活は、ほとんど洋食の脂質の多いものになっています。朝食にスナック菓子や、パンとかコーンフレークだけという子も。

こうした成長期にある子供達の食生活の乱れは、身体ばかりではなく心までも病んでしまう原因です。

怒りっぽくなったり、じっと座っていることができなくなったり、集中して物事に取り組むことができなくなったりしてきます。疲れやすく風邪をすぐ引くとか、引いても中々治らないということにもなります。

 

また、身体には、脱毛症につながる低体温という症状が出てきます。子供の体温は、健康体であれば36.5度以上あるはずです。一方で、それ以下の35度台というのは、免疫力が通常より30%以上低下している状態、感染症にとても掛かりやすくなっています。

これは、食事の偏りや間違いで三大栄養素が摂れていない上に、ミネラル不足やビタミン不足の状態です。こうした状態が続いていれば脱毛になっていくのも時間の問題ですし、円形脱毛や多発性脱毛他、感染症など、あらゆる病気に掛かりやすいと思ってください。

 

和食を中心とした食生活にして、魚介類や緑黄野菜をしっかり食べるようにしましょう。子供がお菓子を食べ過ぎている場合には、量を減らすことを検討してみてください。

・牛乳や乳製品は育毛を阻害したり脂漏性の脱毛症の原因になる怖れがあります。牛乳のタンパク質の8割を占めるカゼインは、粘り気も強く固まりやすい性質があるために腸から栄養が吸収されにくく腐敗しやすいとの報告があります。
そして、粒子が非常に小さいので、腸壁を素通りして血管内に入り血液を汚していくために、カゼインは身体から異物とみなされアレルギー反応を起こすといいます。

このカゼインを身体から出すために、皮膚からの排出の場合は湿疹やアトピー。呼吸器からの排出は喘息だと言われています。
牛乳アレルギー乳製品アレルギーもこのカゼインによるものでアナフィラルキシーショクを引き起こす危険性があります。

小児喘息で小さい時から喘息を止める薬や、喘息が出ないようにする予防薬を長期にわたり服用して、肝臓に多大なダメージを与えてしまい、免疫力が低下して脱毛症になった子供を何人かみてきましたが、根本原因は牛乳のカゼインであることが考えられます。

牛乳や乳製品は摂取しないようにしましょう。無調整の豆乳にしましょう。

カゼインは更に癌の原因や子供の発育にも悪影響を与え言葉の遅れや意欲喪失、精神面にも悪い影響が心配されます。

 

カゼイン(カゼインナトリウム)は、アイスクリーム、ゼリー、食肉、魚肉練り製品、缶コーヒーなどに食品添加物と使用され、また商品によって用途もまちまちです。原材料の表示は、カゼインナトリウム(乳由来)やカゼインNa(乳成分由来)などと表記されています。

まとめ

子供に脱毛の症状が現れるのは、身体に不調があることも示しています。

子供の脱毛予防のためだけではなく、健康のためにも食生活と睡眠を見直しましょう。

子供に牛乳は飲ませないようにしましょう。アレルギー体質になる怖れがあります。牛乳は直ぐに飲むのを止めて、豆乳に切り替えてイソフラボンを摂るようにしましょう。

皮膚や毛髪、健康のためにはタンパク源は魚介類を中心の食生活にして、貝類、イカ、タコ、海老などを食べてタウリンを多く摂るようにしましょう。

すぐに皮膚トラブルが起きやすい子供や女性は、腸に悪玉菌が多くなりやすく免疫力が低下する傾向があります。善玉菌を増やす食生活は野菜や納豆、そして海藻類をよくとるようにしましょう。砂糖は肉類は反対に悪玉菌を増やします。合成甘味料は免疫力を無くすものです。

 

「世界発毛科学研究所」

ワールドヘアサイエンス

フリーダイヤル 0120-77-3911

メールでの問合せはこちらへ

発毛理学博士 伊藤勝文

子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス

http://女性の薄毛脱毛症.com/