2020.10.06

子供の脱毛にタバコが関係する?喫煙から受ける脱毛とは

喫煙と薄毛や脱毛症の話題は、あまり耳にしないと思います。それは喫煙が薄毛や脱毛症に関係していると認識している方が少ないからでしょう。

実際には喫煙と脱毛の症状は関係しますし、喫煙者でない子供の脱毛にも影響します。

今回は喫煙の影響による子供の脱毛についてご説明していきます。

 

なぜ喫煙が脱毛につながるの?

喫煙が脱毛につながる理由は3つあります。

 

・血行が悪くなる

タバコに含まれている、ニコチンの成分は血管を収縮させる作用があります。血行不良が起こると髪の毛や頭皮に酸素や栄養が行き渡りにくくなるため、薄毛や脱毛といった症状があらわれるのです。他にも、頭皮の乾燥が起こり、皮膚を守っている常在菌の正常バランスが崩れていきます。そうすると皮膚のバリア機能が低下し、脱毛につながるのです。

 

・栄養不足になる

健康的な髪の毛を保つためには、栄養を頭皮や髪に行き渡らせることが大切です。しかし、ニコチンによって体内の栄養素が破壊されてしまいます。とくにタバコを吸うと大量のビタミンが消費され、健康を保つために必要なビタミンが失われてしまうのです。

 

・男性ホルモンの異常分泌

男性ホルモンが5aリダクターゼという還元酵素によって悪玉男性ホルモンのDHTに変化します。DHTが髪の成長を妨げ成長期を乱れさせます。たとえ髪が生えてきたとしても、髪の毛が早まっているのですぐに抜け落ちてしまうのです。

 

子供の脱毛に喫煙は影響する?

喫煙者の本人だけではなく、たばこを吸わない子供が不本意で受けてしまう受動喫煙の影響で脱毛することは十分にあります。なぜなら、たばこの先からでている煙にも有害物質が含まれているからです。

受動喫煙で子供が受ける煙の副流煙には、喫煙者が吸い込んでいる煙よりも多くの有害物質を含んでおり、一酸化炭素が4.7倍、ニコチン2.8倍、アンモニアは46倍もあります。そのため、喫煙とは無関係な子供も受動喫煙によって喫煙者と同等以上のタバコの悪影響を受けてしまうのです。

 

結果的には円形脱毛が出来て、さらに悪化してしまうと多発性脱毛症になるなどの危険があります。また、脱毛の症状だけでなく肺炎や気管支炎、気管支喘息など、健康被害も想定できるでしょう。もし、子供の脱毛でお悩みの場合は治療だけでなく、周囲の環境を見直すことも必要です。

 

まとめ

子供の健康被害だけでなく、脱毛の症状にも影響する喫煙。タバコを吸っている本人だけでなく、吸っていない周囲にいる人たちや子供にも影響があることを頭にいれておきましょう。

タバコを吸う方は必ず所定の場所で吸い、周囲の状況を確認してください。

 

「世界発毛科学研究所」

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発毛理学博士 伊藤勝文

子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス

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