子供の脱毛は栄養失調が原因？全頭脱毛症を防止するには

2020.09.29

子供にも起こる脱毛の症状は、様々な要因があります。その中でも今回は子供の脱毛と栄養失調の関係性についてみていきましょう。

健康的に生活するうえで大切な栄養バランス。子供に発症する脱毛には、栄養の偏りによる栄養失調が原因の一つです。

1番原因として考えられるのが、無理なダイエットです。

子供がダイエットとは驚きますよね？

そんなに肥っているわけでもないのに、友達の何気ない一言で気にしてしまい、いきなり食事を摂らなくなって急に痩せて行き、気付いたころには摂食障害になっている場合があると言います。

太ることを気にするあまりに、間違ったダイエットをして食べ物を一切摂らない生活を何日も続けた結果、摂食障害を起こし、身体が食べ物を受付なくなり、十分な栄養が摂取できないために栄養失調になってしまう子供が増えています。

そして、一度摂食障害を起こすと簡単には元の身体に戻すのが難しくなります。食事を何日も抜くようなことをすると女性の場合、生理不順や生理が止まってしまうことも。そのことでも悩みが増えて、ストレスも溜まりやすくなるでしょう。そして、激しい脱毛が起き、一挙に全部の毛髪が抜けることがあります。

更に、こうした脱毛症はワールドヘアサイエンスの発毛技術でも、発毛回復が極めて困難です。

栄養失調は脱毛だけでなく、命に係わる重大事項です。日頃から次のような栄養素を意識してみましょう。

・タンパク質

身体はタンパク質でできています。もちろん毛髪もケラチンというタンパク質でできています。食生活の偏りは健康な体を作ることも維持することもできません。

タンパク質は体をつくるためになくてはならないものですが、毛髪もタンパク質で出来ています。毛皮質と言う成分はケラチンタンパク質で出来ています。納豆や豆腐などの植物性タンパク質を摂取しましょう。

・ミネラル

髪の毛に栄養が行き渡るように働いてくれます。ミネラルは体の内部ではつくることができないので、食事から摂らなければなりません。特に亜鉛やヨウ素を摂取しましょう。亜鉛は貝類に含まれており、ヨウ素は海藻類に含まれています。

・ビタミン

特にビタミンA、ビタミンB6、ビタミンEは皮膚の代謝を促し、頭皮・髪の状態を丈夫にするために効果的です。緑黄色野菜や青魚や豆類から摂取できます。

身体の健康があってこそ発毛も可能となります。また、毛髪の育成には成長ホルモンの分泌が欠かせません。

ホルモン分泌の減少につながる不眠症や夜型生活、ダイエットのためと食事を抜いたり、カップラーメンやジャンクフードでお腹を満たすなど、不摂生なことばかりを続けないようにしましょう。

子供の健康的な身体づくりと美しい毛髪のためには、バランスの良い食事が大切です。

「世界発毛科学研究所」

ワールドヘアサイエンス

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発毛理学博士　伊藤勝文

子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス