2021.11.26
育毛環境が悪いってどんな状態?脱毛にはどう影響する?
脱毛を予防するためには、健康な髪の毛が生えてくるように育毛についても考える必要があります。
今回は、健康な髪をつくるために適切な育毛環境についてご説明します。
目次
そもそも育毛とは?発毛との違いはなに?
薄毛や脱毛でお悩みの方は、育毛・発毛という単語を耳にするのではないでしょうか。育毛とは薄毛や脱毛への対策ではなく、生えてくる髪が健康的で丈夫な髪の毛になるように行います。
頭皮の環境を整え、髪に足りない栄養素を補ったりすることです。一方発毛とは、薄毛や脱毛の症状に対して行います。
ヘアサイクルを整えて、髪の毛が生えてくるようにするのが目的です。
文字通り、
・育毛→髪の毛を育てる。
・発毛→髪の毛を生やす。
ことがそれぞれの意味となりますので、覚えておきましょう。
どんな状態だと育毛環境が悪い?
育毛・発毛は、頭皮環境の状態が大切。そして、簡単に育毛環境が悪いというのは、頭皮が清潔ではない状態のことです。分かりやすいように、こちらでは帽子を例に挙げてご説明します。
自分の頭はお風呂に入るついでに洗髪をするため、清潔にしているでしょう。一方、帽子は毎日かぶっていたとしても、毎日洗うことまで考えている方は少ないのではないのでしょうか。
しかし、帽子は頭皮の汗や皮脂がついてしまうため、どうしても汚れが付着します。つまり、清潔ではない状態です。
頭皮と同様に帽子も清潔にしておかなければ、頭皮が不潔な状態になります。それが原因でカビが発生し、そのカビが脱毛症や薄毛を発症させる怖れがあります。
事実、帽子のカビが原因で突発性脱毛症になった方がいます。
帽子のせいで脱毛症を引き起こさないようにするには、毎日同じ帽子を被らないようにし、使用した帽子は洗濯をして日干しをするように心がけることが大切です。
また、帽子を被っていなくても、汗をかいたらタオルで汗を拭いたり、たくさんの汗をかいた場合にはそのまま放置せずに、シャワーを浴びるなどして頭皮を清潔に保ちましょう。
頭皮の乾燥が酷く長時間や長期間そうした状態が続く場合、逆に皮脂分泌が活発な上に洗髪が不十分な状態が続くなど、またパーマや染毛を繰り返していたりしますと、頭皮を守っている皮膚常在細菌が働くことが出来ません。こうした状態は育毛環境が悪いということになります。
頭皮の乾燥は気候的なこともありますが、市販の合成界面活性剤のシャンプーでの洗い過ぎやヘアースプレーを頭皮に直接に掛けること、アルカリ性シャンプー剤や石鹸シャンプー剤でも乾燥頭皮になる怖れがあります。最近、香料入りのシャンプー剤が販売されていますが、合成香料はアレルギー反応で痒みを起こす怖れがありますので注意しましょう。
育毛環境が良くないことを知るには洗髪後にすぐフケが出たり痒みが出る。頭皮がチカチカするように痛みのような不快感が出る。洗髪後やパーマのあと、染毛後に頭皮が突っ張ったり短い髪が良く抜けるなどの症状は、明らかに育毛環境が破壊されていて頭皮の異常のサインです。
まとめ
育毛環境が整っていないと、健康で丈夫な髪の毛は発毛しません。
まだ薄毛や脱毛にお悩みでない方も、頭皮を清潔にして育毛環境を整えておきましょう。少しでも、発毛・育毛に疑問やお悩みがある場合には、ワールドヘアサイエンスまでお問い合わせください。
「世界発毛科学研究所」
ワールドヘアサイエンス
フリーダイヤル 0120-77-3911
発毛理学博士 伊藤勝文
子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス