2024.06.13

夏バテが薄毛の原因になる!?自律神経を整えて脱毛を予防しよう!

夏バテが薄毛・脱毛の原因になる理由

夏の最高気温が30℃を超えることが珍しくない近年、夏バテしたと感じる方は多いのではないでしょうか。その中で、「髪の毛が普段より抜けている」「髪の量が減った気がする」と感じたことがある方もいるかもしれません。

実は、夏バテは薄毛や脱毛の原因になります。

結論から言えば、夏バテによって体が栄養不足の状態に陥り、髪に栄養が行き渡らなくなってしまうためです。

そもそも、夏バテとはどういった状態なのか、軽く触れておきましょう。

 

  • ・倦怠感
  • ・食欲不振
  • ・疲労感、疲れやすい

 

暑いと感じる日が続く中、特に風邪を引いているわけでもないのにこのような体調不良が起こった場合、夏バテを起こしている可能性が高いといえます。

それでは、なぜ夏バテを起こしてしまうのでしょうか。夏の暑さが夏バテを起こす要因についても、軽く解説します。

 

  • ・気温差による自律神経の乱れ
    暑い屋外とクーラーのきいた涼しい室内の温度差が大きいことで、体温調整がうまくいかなくなってしまいます。
    気候などが朝晩や日中との外気温の差が10度を超えると、自律神経が体温調節などで大きく負担が掛かり体調を崩しやすくなります。
    また、外気温と室温の差も同じ様に10度を境に身体に同じ様に大きな負担を掛けることになります。
    近年の異常気象で高温注意報が出たりして、農作物への弊害が出たり海水温の上昇で魚介類にも大きな変化が出ています。
    海水温は一度変化するだけで魚の生息水域は大きく変わると言います。
  • 私たちはエアコンなどの普及で部屋にいれば外の過酷な変化に意外ときずかなくなっているようです。
  • 最近はエアコンなどの普及で汗をかく事か゛少なくなりました。
  • 色々な一見便利で快適な生活が人間本来の持っている環境への適応力が低下していると考えられますが、その一つに汗をかかないかきずらい体質、いわゆる体内の深部温度が低くなり、35度台という方が大人も子供も多くなっています。
  • こうした体質の変化が熱中症に罹りやすくなっています。また、免疫力の低下をもたらし、薄毛や脱毛原因にもなります。

 

  • ・水分・ミネラル不足
    発汗することで水分が普段より体外に出ていきやすく、脱水症状に陥りやすくなります。

 

  • ・食欲が減退することによる栄養不足
    暑い中ではなんとなく食欲が湧かないというだけでなく、冷たい食べ物・飲み物やアイスを多く摂取することで胃腸の働きが弱まり、さらに食欲減退に繋がります。

 

  • ・強い紫外線の影響による活性酸素の増加
    活性酸素は、細胞を傷つけます。
  • 細胞が傷つくとエネルギーを効率的に生産することができなくなり、疲労を感じやすくなります。
  • 頭皮に大きなダメージを与える紫外線は夏の太陽に無防備にさらされると、日焼けを起こし頭皮細胞が大きなダメージを受けて皮脂分泌や汗が正常に出なくなります。
  • そうしますと頭皮が乾燥して常在細菌のバランスが崩れて悪玉細菌が増殖することになります。
    これが痒みや湿疹の原因となり薄毛や脱毛症の原因にもなります。

近年、合成界面活性剤の合成シャンプーが一般的に使用されていますが、市販のシャンプーはとても強力な合成界面活性剤によって頭皮の角質が傷ついたりはがされたり、分解されてしまいます。
角質は表皮の外側にあり、一見何もしていないように見えますが、表皮を守る役目があります。角質は水分を蓄えたり皮脂分泌とその水分で保湿作用があり、頭部常在細菌を生存させて頭皮のバリア機能をつくってもいます。

頭皮の乾燥は常在細菌の善玉菌が減ってしまい悪玉細菌わ増殖させて、痒みや湿疹などを起こすことになります。

さらには円形脱毛症や薄毛細菌の増殖を起こす事も考えられます。

 

このように、夏バテを起こす要因は多岐にわたります。

また、夏バテによる栄養不足が薄毛に繋がると上述しましたが、髪の毛が育つのに必要な栄養素はタンパク質や鉄分、ビタミンなどです。

 

夏は食欲が減退し、そうめんなどの麺類を食べる機会が増えるという方も多いのではないでしょうか。

麺類は炭水化物で、そればかり食べると他の栄養素が不足し、さらに夏バテを促進させてしまう上に、薄毛や脱毛の原因となってしまうのです。

 

自律神経の疲れを取るには?

栄養不足が薄毛や脱毛の原因になるといっても、食欲自体が湧かなかったり、体に良い食べ物を摂取する気が起きなかったりする場合はどうすれば良いのでしょうか。

栄養をバランス良く摂り、薄毛や脱毛を予防するためには、夏バテを治さなくてはなりません。

夏バテを治すには、自律神経の疲れを取ることが重要です。そこで、自律神経を整える具体的な方法を紹介します。

 

早寝早起きで規則的な生活を送る

早寝早起き、1日3食を心掛け、規則正しい生活を送りましょう。

朝日を浴びると体内時計がリセットされ、代謝が向上します。また、朝日を浴びるとその14~16時間後に、眠気を起こす「メラトニン」というホルモンが分泌され、早寝する際に自然に眠りにつけるようになります。

毎日規則正しい生活を送ると、自律神経が整い、自然と夏バテが治るでしょう。また、夏バテになっていなくとも、夏バテ予防に非常に効果的です。

 

毎日入浴する

入浴することで、内臓が温まります。内臓が温まると、代謝が向上し自律神経が整うだけでなく、免疫力も向上します。

暑いのに、さらに熱いお湯に浸かるのには抵抗がある方も多いかもしれません。その場合、湯の温度を38℃~40度に設定すると熱すぎず体が冷えることもないため良いでしょう。大切な事はゆっくりお湯につかり汗が出るまで入ることです。

低体温症の人は汗をかきにくくなっています。汗をかかない、かけない体質が問題で自身で体温調節ができないために熱中症になりやすいのです。

また、夏期などはハッカ油をお湯に混ぜることで、湯上がりに涼しく感じられるためおすすめです。

 

近年は、低体温症や冷え性の方が増えていますが、そういった方にはサウナをお勧めします。低温のサウナで汗をかくようにすると良いのです。

しかしいきなりサウナに入るのではなく、汗をかくやすくなるように改善するために利用するサウナは、まず最初にお水やお茶を飲んで、次にお風呂に入り身体を温めてから低温サウナに入ります。

サウナから出たら水風呂には入らずに、そのまま外で身体が冷えるまで待ちます。身体が冷えたらまた低温サウナに入ります。2度目の低温サウナはすぐに汗が出ます。

3回くらいこれをくりかえしますと汗をかきやすくなります。これは低体温体質や冷房病、夏バテ改善にも役立ちます。

[一度で汗をかけるように改善はできません。一週間から10日間で3回くらい行なうようにして、決していきなり3回行うのではなく体調を見ながら少しずつするようにしましょう。

サウナなどは身体が弱っているときは、かなり負担になりますので、くれぐれも注意をしてください。]

 

※この方法は低体温体質や冷房病などの改善をするための方法で、決して無理をしない事です。
お風呂でも低体温改質はできますが、ぬるま湯にゆっくりと入り汗が出るまで入る習慣にすると良いですが、サウナの方が早く改善できます。

 

水分補給はこまめに行う

成人が一日に必要とする水分量は2.5Lといわれていますが、一気に水分を摂取してはいけません。

内臓を冷やし胃腸の働きを弱めてしまうだけでなく、体温も下がって免疫力の低下に繋がります。

コップ1杯分程度の水分を、一日6~8回に分けて飲むのが理想的です。

 

内臓を温める

内臓が温まると、代謝が向上し自律神経が整います。内臓を温めるには、温かい食べ物や飲み物を摂取するのが一番です。

中でもおすすめなのが味噌汁です。

味噌汁には肉や野菜、きのこ、豆腐、海藻など様々な具材を入れやすく、具材を切って沸かして出汁と味噌を入れるだけで非常に豊富な栄養を摂取できます。

また、味噌自体にタンパク質やミネラル、ビタミンが含まれているため、体に良いのです。

 

抗疲労効果が期待できる成分と食材を紹介!

自律神経の疲れを取り、整える方法について解説しました。

ここからは、抗疲労効果が期待できる主な成分と代表的な食品を紹介します。また、「抗疲労効果」の中にも様々な作用があるため、細かく分類して解説します。

この後紹介する成分や食品を意識して摂取することで、自律神経の疲れが取れ、夏バテと薄毛・脱毛の予防になるでしょう。

 

抗酸化作用

抗酸化作用とは、体内の活性酸素の働きを抑制する作用のことです。

紫外線を浴びたり激しい運動をしたりすることで多く生産される活性酸素ですが、前にも述べたように細胞を傷つけ疲労を感じやすくさせます。

抗酸化作用のある成分と含有率の高い食べ物は以下です。

成分名 含有率の高い食べ物
・イミダゾールペプチド ・鶏肉(特に胸肉に多い)、鰹、鮪
・アスタキサンチン ・鮭
・α-リポ酸 ・トマト、レバー
・L-カルニチン ・ラム肉、鰹
・コエンザイムQ10 ・鰯、ホウレンソウ

 

抗炎症・免疫力アップ

自律神経が乱れ疲労が溜まると、ニキビや口内炎ができたり、免疫力が下がったりしてしまいます。そういった弊害に対して効果のある成分と含有率の高い食べ物は以下です。

成分名 含有率の高い食べ物
・βグルカン ・大麦、キノコ類
・アスタキサンチン ・鮭、エビ

 

血流・血行改善

疲労が溜まり血流・血行が悪くなると、肩こりやむくみなど嫌な症状が現れてしまいます。そこで効果的な成分と含有率の高い食べ物は以下です。

成分名 含有率の高い食べ物
・DHA ・鰯、秋刀魚などの青魚類

 

代謝促進

代謝が促進すると、細胞の入れ替わりも早くなり疲れを感じにくくなります。代謝を促進する効果のある成分と含有率の高い食べ物は以下です。

成分名 含有率の高い食べ物
・ビタミンB1 ・豚肉、雑穀米
・α-リポ酸 ・トマト、レバー

 

エネルギー生産

生命活動に必須となるエネルギーですが、より多く生産できれば疲れを感じにくくなります。エネルギー生産に効果的な成分と含有率の高い食べ物は以下です。

成分名 含有率の高い食べ物
・クエン酸 ・酢、柑橘類、グリーンピース、ナッツ類
・パントテン酸 ・鶏レバー

 

まとめ

夏バテは、自律神経の乱れや栄養不足によって引き起こされます。

倦怠感や食欲不振が起こるため、さらに栄養が不足し、薄毛や脱毛に繋がってしまうのです。

 

夏バテを治す・予防するには、自律神経の疲れを取り、整えることが何よりも大切です。

早寝早起きの規則正しい生活を心掛けましょう。また、抗疲労効果のある成分と含有率の高い食べ物を紹介しましたが、普段の食事には炭水化物やたんぱく質、脂質という三大栄養素に加え、ビタミン類も欠かさず取り入れてください。

 

ワールドヘアサイエンスでは、脱毛・発毛に関する相談を受け付けています。

年齢に関係なく、少しでも髪についてお悩みがある場合はワールドヘアサイエンスまでご相談ください。

 

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