2009.05.06

皮膚病と脱毛症⑮

皮膚の主な病気


貨幣状湿疹 ⑪


 腕、下肢、腰や臀部に出てくるコイン状のジクジクした湿疹です。痒みが強く、かさぶたをつくってきます。治ったあとも色素沈着が長く残ります。
 アトピー性皮膚炎や皮脂欠乏性皮膚炎のある人によくみられます。原因は細菌感染後のアレルギーと考えられています。
 全身に”ジメジメしたブツブツ”(漿液性丘疹)が出てくることがあります。これは自家感作性皮膚炎と呼ばれるもので、貨幣状湿疹によく伴います。
 西洋医学的治療は、抗生物質の入った副腎皮質ステロイド薬の外用と抗アレルギー薬の内服をします。自家感作性皮膚炎を起こしている場合は、副腎皮質ステロイド薬を短期間内服します。
 こうした症状はとにかく早めに皮膚科に行き、早期治療が大切です。皮膚病になりやすい体質があります。
 牛肉や牛乳などの脂肪食を多く摂っていますと、腸に未消化の乳糖が溜まり内臓の働きを弱めるとともに、腸にウエルシュ菌などの悪玉菌を増やすことになり、皮膚の機能が弱くなります。
 このことは男性型脱毛症の原因になる恐れがあります。
  
新家庭の医学 時事通信社著参考


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