2008.07.10

発毛

 テレビCMを見て、脱毛している方や、チョット抜け毛が多いと感じる人は、テレビで宣伝しているのだから、そこへ行けば、すぐに、絶対に、髪が生えて来ると信じてしまうようです。
 特に、若い人は、映像から入る情報を、簡単に信じやすい傾向があります。
 朝日・読売・毎日・他、新聞は、正しいニュースを伝える責務があり、社会的にも大きな信頼を得ています。
 テレビは、娯楽的な要素が強いためか、CMは、その会社の審査や広告内容の表現に
厳しくありません。
 しかし、テレビの広告表現は、新聞とは比べものにならない程、見る人に夢や錯覚、イメージの植え付けをします。
 新聞は、新聞社で組織する広告審査協会が、広告を出す会社を、厳しく調べます。
 それは、新聞の持つ公共性が強いからです。
 チラシなども、公共性が薄いところから、表現方法に誇大なものがあります。
 脱毛には、一人ひとり原因も違えば、年齢や男女の性ホルモンも違います。
 また、最近は、居・食・住など環境が大きく変わっています。この事も脱毛要因として、少なからず関係しているようです。
 そして、ご自身において、脱毛要因を回避していただくことも大変に重要なのです。
 ですから、「絶対に生える」との断定的な言葉は、出せるはずがないのです。
 「生えなかったら料金を返す」、と言われると、よほど自信があり確実性があるように思えますが、こうした言葉の表現自体が、実は、契約書には明記してない場合があります。
 生えるという概念を、どの程度の発毛を指すのか、実にあいまいで、ご自身が想い描いている状態とは限りません。
 高額な契約や長期間にわたる契約はしないようにしましょう。
 それから、全額を前金で支払わないでください。
 解約を申し出ても、お金を支払ってしまいますと、おいそれとは返金してくれません。
 近年、私のところに相談に来られる若い方たちは、長期間の、200万円から300万円、500万円といった高額なローンを組まされたり、2年から3年も発毛手当をしたのに、良くなっていない場合があります。