2008.08.23

異常行動⑫/化学物質/脱毛症/育毛/脳の栄養③

 脳が一番求めている食事とは? -「経皮毒が脳をダメにする」-著書より引用-

 脳細胞は300万年前に豊富にあって、もっとも手にいれやすかった栄養素、主に脂肪を糧にしてつくられてきました。
 果物、ナッツ、野菜の栄養素からつくられる酵素を利用して、神経細胞間の伝達システムを構築しました。
 また、酸素のある環境で生き抜くために、天然の抗酸化物質を基本にして、脳の防御システムをつくりあげました。
 古代の食事は、脳機能の発達に調和してきたのです。
 そして、一万年続いた穀物中心の食生活は、近年になって大きく様変わりしました。
 産業革命によって生み出された、加工食品やファーストフードの氾濫。
 人間の遺伝子や脳神経細胞の構成は古代と変らないのに、食事の内容は戦後50年足らずで、劇的に変わってしまったのです。
 脳が要求しているのは今でも、古代の食事なのです。
 現代人の脳が頻繁に機能不全を起こしています。(ADHD、LD、自閉症、うつ病、認知症、記憶減退、知能低下など・・・。)
 その原因の一つとして、現代人の食事が、遺伝子の構築から、かけ離れてしまったことにある、のではないかといわれています。