2008.07.29

異常行動③/環境ドラッグ/化学物質/育毛

 「環境ドラッグ」、こんな本が築地書館から出版されています。著者は、「買ってはいけない」の著者の船瀬俊介氏です。
 その中に、環境ホルモン(内分泌かく乱物質)は、「生殖器の成長を阻害するばかりではなく、発達中の神経系が化学的かく乱に対して、繊細な感受性を持ち、その結果、機能障害が生じる」。
 シシリー宣言は、「内分泌阻害化学物質(環境ドラッグ)は、子宮内で暴露した、個人、あるいは魚類、両生類、爬虫類、鳥類、及び卵のー神経学的、行動的発達と、それにつづく潜在的能力を損なう。人間または野生動物の潜在的能力の損失は、行動的および身体的な異常として発現する。」
 母胎内の胎児や小児など、脳や神経ネットワークが発達・完成するまでのさまざまな段階で、化学物質はダメージをあたえ、各々の各発達段階で脳・神経は悪影響を受けてしまうのです。
 そして、化学物質が脳などにあたえたダメージは、「出生から老齢にいたるまで、さまざまな形で発現する」というものです。