2012.07.01

梅雨時の脱毛症対策 ③真菌症

梅雨時の脱毛症対策 
                     
日経新聞6/23健康生活より、一部掲載」

真菌症 「表在性真菌症・深在性真菌症」

人間の皮膚や口の中、腸内には沢山の常在菌があります。

これは体に害を及ぼさないように、病原菌が増えるのを抑制する共生関係にあります。病気が発症するのを防ぐ自己免疫機能の面でも大きな役目を果たしているとも言われています。

しかし、風邪をこじらせたり怪我の治りが長引いたりして、長期間抗生物質を服用したときなどに、もともと体内で健康を維持するために働いていたこうした菌が死に、その代わりに抗生物質が効かない菌(真菌=カビ)などが一気にはびこり多数を占めてしまう「菌交代現象」が起こることがあります。

さらにこうした菌が原因となり様々な感染症に至る「真菌症」を引き起こすことになります。

真菌症は、皮膚などの体の表面にとどまる表在性真菌症と、体の内臓に及ぶ深在性真菌症に大きく分かれます。

こうした真菌症の多くは、普段はおとなしい真菌が、免疫力の弱った体で発症する、いわゆる日和見感染です。

代表的な真菌症のひとつがカンジタ症。真菌症はこのほかにも、枯れた植物や花瓶の水、土壌やほこりなどにいる真菌が、空気中に放つ胞子を吸入して発祥するアスペルギス症などがある。

菌交代現象や真菌症を防ぐには、治療の過程で抗生物質や抗菌剤の投与をだらだら長期間続けないことです。

根本的な予防は、日ごろから体の免疫力を高めること、適度に体の清潔を保ち、しっかり食べる。部屋をきれいにし、整理整頓して、ゴミは捨てる。十分な睡眠をとり、ストレスをためない。

そうした総合的に健康を維持、増進できる生活習慣を続けることが大切といいます。

円形脱毛症や多発性脱毛症の根本的原因ですから、気をつけていきましょう。

 

薄毛や脱毛症の正しい育毛ケアは
http://www.worldscience.co.jp/