2008.11.15

代替医療 ③

 「代替医療でヒトはこう変わる」、の著書の中で、草柳先生は医療の中に、一つの文化の系が発生しつつあるのを感じたと書いています。
 第一は、
代替医療といえば昔はオマジナイやお年寄りの知恵かと早合点されたものだが、今日この医療の系で研究されている先生たちは、ほとんどが西洋医・薬学で博士号を取られた人たちなのである。
 したがって、治療や研究内容の説明も大学の医学部や薬学部で洗練された講義を聞いている感じである。
 第二は、
先生方が代替医療の分野に足を踏み入れた動機に、自分自身あるいは肉親、親類縁者が病気で苦しんでいて、その治療に最終的に代替医療を試みたところ、顕著な効果を得たという経験がある。
 このように書いてしまえば簡単だが、代替医療を一つの整合性の高い体系として完成させるまでには、聞いていてハラハラするような人生ドラマがあった。
 ある先生は奥さんから離婚を予告されたり、ある先生は薬品開発で社長賞を受けながら副作用のない治療法を求めて会社を辞め世界中を歩いている。
 父親の意思を継がれた人、ご夫婦で植物分析に取り組んだ人、幾種類もの病気にとりつかれながら起き上って本当の健康食品を開発した人等々、
 第三は、
この著書の23人の先生方が提供された、代替医療で救われた患者たちの「ありがとうございました」という声の背景に、身体の仕組みの精妙なこと、その精妙なメカニズムに働きを与えるもの、つまり私たちが生命とか生命力というものを感じ取っていることである。
 23人の先生たちが西洋医学による治療法との共存に積極的で「わが仏尊し」の言葉が全くなかったので、快適な気分で対話ができたと先生は書いています。
 そして、帯津良一先生(
日本ホリスティク医学協会会長)との対談の中で「これからの医学には、生老病死という人間の全体を包み込む体系が必要じゃないですかね」とも話されています。
 このことが、代替医療の本質であり、これからの医学のありようだと思います。




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