女性のダイエットは脱毛症の危険!?

最近栄養失調の中高生や若い女性が増えているといいます!

食生活をおろそかにする恐ろしさ!

若い女性は、体形を意識して太ることをに気を使っている世代ですが、危険なダイエットをする方もいます。

また逆に、スイーツなどの甘いものや洋菓子にはまったり、極端な嗜好品への依存など、ストレスによる食の偏りもよく起こり得る年代かと思います。

健全な肉体や美しい毛髪は正しい食生活が基本です。

では正しい食生活とはなんでしょうか?

それは三大栄養素のたんぱく質・脂質・炭水化物の３つの栄養素が、人間に必要な栄養素の中で特に重要とされている成分ですが、微量栄養素であるビタミンとミネラルの２つが加わり(五大栄養素)、そして食物繊維が加わった第六の栄養素全てが摂取できていることです。

食の偏りや間違ったダイエットにより、こうした一番重要なことが出来ていないと健康的に生きていくことはできません。

特に成長期にある女子や若い女性は子宮もまだまだ未完成ですから、栄養を十分摂って子宮を成熟させないと不妊症になったり、子宮が小さいままですと未熟児が生まれる怖れがあります。

また、子宮が成熟していないと女性ホルモンの分泌は少なくなり、毛髪の育生に大きく関係してきます。そして、女性の健康は女性ホルモンと深く関係しています。

毛髪はタンパク質で出来ています。良質なタンパク質の摂取があってこそ美しい毛髪はできるのです。

ダイエットや偏った食生活は毛髪がくせ毛になったり、太い所と細い所が出来て、ガサガサした艶のない一見汚いような艶のない髪になります。

以前、俳優の榎木孝明さんが不食と言って、一ヶ月間にわたり一切の食べ物を絶って水だけで過ごしました。

本人は、なぜそんなことをしたかと言うと、人間どれだけ食べずに過ごせるかという疑問を解決したかったと言っています。

断食は色々な宗教などでもそんな話は聞きますが、決してこんな無茶なことはしてはいけません。

たまたまその時に健康を害したと分からなくても、後々に取り返しのつかないダメージが起きる恐れがあります。

身体は生きている限り、また運動や労働をすれば食物から多くの栄養を摂り身体のエネルギーとすることが何よりも大切です。

先に書いた栄養素を摂取してこそ健全に生きていけるのです。

痩せるために食事を抜いた生活をした女性が摂食障害を起こし、酷い脱毛症になり全身の毛が抜けてしまいました。身体の肉は落ちて、皮膚は皺しわになり頭皮は頭がい骨の形がそのまま見えるようでした。

食の方よりは生理不順を起こし酷い時は生理が来なくなります。

そうしたことは子宮や卵巣に大きなダメージを与えますから、女性ホルモンの分泌が少なくなったりしますので育毛や発毛を大きく阻害します。

ボロボロと髪が抜けたり、毛量が極端に少なくなり、毛周期も乱れたり長く伸びなくなります。

そして髪は段々細くなり、ファファの毛質になります。健康で十分な栄養が取れている若い女性は一つの毛穴から２～３本の太い髪が生えていますが、ダイエットや栄養が取れていないとそれが１～２本になり、やがて一本になります。

その上に細くなりますので、透けすけになり頭皮が見えるようになってしまいます。

成人女性が体重を４０キロを切りますと特に危険です。命に係わる重大事です。

また、摂食障害による脱毛症を治すのは大変に難しく、回復は困難を極めます。

偏食やダイエットは絶対にしてはならない事です。

 

 

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発毛専門理学博士　伊藤勝文