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子供の脱毛（円形脱毛症）は再発する？

脱毛の症状は、大人だけが抱えている悩みではなく子供にも発症し、再発もします。3歳から5歳くらいの子供時代に円形脱毛症が発症して１度治ったのに、中学生や高校生で再び脱毛の症状があらわれた。また、以前よりも症状が酷くなってしまったというケースで悩む場合も多々あります。

子供の汗腺密度は高いので汗をかきやすいです。そのため入浴時に頭皮をきちんと洗浄することを怠るだけで、頭皮に菌が蓄積されます。そうするとバリア機能が低下し、円形脱毛症が再発してしまうのです。

 

子供の脱毛（円形脱毛症）の再発する原因は？

円形脱毛症の症状を再発するのは、以下のことが原因かもしれませんので見直しましょう。

・治療方法

円形脱毛症などの脱毛の治療には、ステロイド剤の薬が使用されます。その一方でステロイド剤には、血流を阻害し代謝を低下させてしまう副作用があり、脱毛の症状をさらに悪化させる場合もあるようです。合っていない治療をおこなっていては、円形脱毛症の改善にはなりませんので治療法の見直しが必要でしょう。

・頭皮の乾燥

脱毛の症状には皮膚の状態が関係します。脱毛を防ぐ健康な皮膚状態を保つためには、バリア機能が大切です。しかし、皮膚のバリア機能は乾燥に大変弱く、乾燥肌だと正常に機能しません。また、バリア機能が低下していると細菌が毛穴や汗腺から入りやすくなり、皮膚トラブルにつながります。皮膚のバリア機能を高めるには、保湿ケアが必要です。子供だとなかなか自分でケアができないので、大人が保湿ケアをしてあげましょう。

 

まとめ

円形脱毛症以外にも脱毛の症状改善に一番大切なのは、規則正しい生活です。子供に多い、食事の好き嫌いや、食事をしっかり摂らない、夜更かしなどの、偏った食生活・生活リズムの乱れは、脱毛につながるバリア機能の低下だけでなく、身体全体の機能の低下につながります。こうしたことは、子供の円形脱毛症の根本的な原因につながると考えられますので、まずは毎日の生活改善を心掛けてみてはいかかでしょうか。

 

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発毛理学博士　伊藤勝文

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