2023.02.20

嗜好品を控えることは薄毛対策に?

ちょっと一息つくために、アルコールの飲酒やタバコを吸うということをしている方もいらっしゃるでしょう。

そんな嗜好品ですが、控えることで薄毛の対策につながるのでしょうか。

 

今回は、嗜好品と薄毛の関係についてみていきましょう。

 

嗜好品とは何をいう?

嗜好品とは、お酒やタバコ、コーヒーなど、そのものから栄養の摂取を目的としていないで口にするもののことを指します。

どちらかというと、ストレスを減らすために嗜む程度で摂取するものです。

 

嗜好品が薄毛に与える影響

嗜好品として代表的な「お酒」や「タバコ」が、薄毛に与える影響については、次が挙げられます。

 

・お酒

直接的な影響はありませんが、お酒を飲んだことによって起こる体内への影響が遠因となっています。

 

アルコールを体内に取り入れた際、アセトアルデヒドが発生します。

このアセトアルデヒドは、一定の量までは肝臓で分解されるのですが、分解しきれない場合には薄毛の原因となる「ジヒドロテストステロン(DHT)」を増加させる作用があります。結果、髪の成長に影響し、薄毛の原因となるのです。

 

・タバコ

タバコには、身体に有害とされている「ニコチン」と「一酸化炭素」が含まれています。

 

ニコチンには、毛細血管を収縮させる作用があります。

発毛には必要な酸素が頭皮に行き届きにくい状態になるので、薄毛の原因につながるとされているのです。

 

一方の一酸化炭素は、発毛するために必要な毛母細胞の働きを阻害します。

細胞の動きを活発にするためには、酸素とヘモグロビンが結合する必要があるのですが、一酸化炭素は酸素よりもヘモグロビンと結合する作用が強いため、酸素がヘモグロビンと結合できなくなります。そのため細胞が活性化されず、発毛しにくくなるのです。結果、薄毛となります。

 

とくに女性は飲酒に気をつけましょう。

女性ホルモンはアセトアルデヒドの分解を阻害しますから、女性は男性に比べてアルコールの害が倍くらいになります。こうしたことが、女性の薄毛の方を、増やしている要因かもしれません。

 

まとめ

嗜好品とは、その名と通り「嗜む」程度のものです。

そのため、常習するのではなく、ストレスとうまく付き合う事の手段として「たまに」を心がけましょう。

 

「世界発毛科学研究所」

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発毛理学博士 伊藤勝文

子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス

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