2019.09.22

脂漏性脱毛症の薄毛や脱毛の原因と発毛アドバイスについて その(1)

脂漏性脱毛症の体質は食生活と嗜好品などが大きく関係しています

そして遺伝的な要素もそれを助長していることが考えられます

「症状別」脂漏性脱毛の原因と発毛のワールドヘアサイエンスアドバイスです!

脂漏性脱毛症の脱毛症体質改善と発毛!!

  脂漏性脱毛症など、脱毛症は偶然に起きるのではなく体質なども深く関っています 

体質を知れば脱毛症の予防ができますし、脱毛症の改善もできます。

体質からくる薄毛や脱毛は一気にそうなるのではなく、徐々に薄毛になり、最悪の場合は発毛しなくなることもあります。

ですから、体質別発毛アドバイスを参考にして体質改善をしましょう。

脂漏性脱毛症は男性型脱毛症に良く似た症状が出ます。

   脂漏性脱毛症になる体質とは?

  1.食生活 2.嗜好品 3.生活リズム 4.ストレス 5.病気 6.遺伝などについてアドバイスをします。

  1脂漏性脱毛症の人の食生活は動物性脂肪の取り過ぎや肉食への偏りが第一に挙げられます!

 脂質は活動するためのエネルギー源や細胞膜の構成材料、そして血液の成分となったり、ステロイドホルモンを合成したりと大変に必要なものです。

脂質はホルモンや胆汁の材料となり、ビタミンA、D、Eなどの円滑な吸収にも不可欠な栄養素です。

脂質には飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸がありますが、飽和脂肪酸は動物性脂肪に多く含まれコレステロールを増やしたり、血液の粘度を高める作用があります。

植物性脂肪に多い不飽和脂肪酸は、コレステロールを減らしたり、血液をサラサラにする作用があります。

現代人は動物性脂肪の取り過ぎで飽和脂肪酸を多く摂っていて、生活習慣病や肥満の弊害が出ています。

魚介類や植物からの不飽和脂肪酸が生活習慣病の予防、改善に働きます。

  1.第二に油脂の種類の問題があります。油脂類は細胞膜をつくったりエネルギー源と必要で欠くべからずのものですが、脂漏性脱毛に深く関係しています!

 肥満が即、脂漏性脱毛症になる訳ではありませんが、脂質は何から摂るかで生活習慣病の予防となります。動物性脂肪(飽和脂肪酸)の脂質の取り過ぎは成人病の原因になり、心臓病や脳卒中の原因になる恐れががあります。

更に、薄毛や脱毛の要因になることが考えられます。

飽和脂肪酸は獣鳥肉類に多く含まれ、n-6系多価不飽和脂肪酸は大豆油、米油に、n-3系多価不飽和脂肪酸はしそ油、魚油に、コレステロールは、鶏卵、魚卵、肝臓などに多く含まれています。

飽和脂肪酸は獣鳥肉類に多く含まれると言いましたが、肉類の中でも牛脂は育毛上からは摂らないほうが良いと思います。

牛脂の融点は40~50度、豚脂は32度程度と言われていますが、男性型の薄毛や若ハゲになった方の食生活は、牛肉が大好きで、またそういう人に限って野菜や魚嫌いが多いようでした。

データーとして、牛肉や牛製品をたくさん食べさせて、脱毛するかといった研究結果ではありませんから断定的なことは言えませんが、遺伝的に若ハゲになる遺伝子や、脂漏性体質を持っている若い男性が男性ホルモンが活発に出ている年代に牛脂を摂取していると、脱毛する毛母細胞の遺伝子にスイッチが入るのではないかと考えられます。

ですから牛肉や牛脂、牛製品をいつも摂っている人が全て若ハゲになるかということはありません。

しかし、いずれにしましても、健康上からも獣肉類の飽和脂肪酸の摂りすぎは絶対に良くありません。飽和脂肪酸を摂ったら不飽和脂肪酸をその時に、飽和脂肪酸の量より多く摂りことが必要です。

育毛のことを考えるならば飽和脂肪酸の摂取は控えましょう。

脂質の食事摂取基準は、総エネルギーに対して男女の関係なく20%~25%未満となっています。

  1.油脂の摂り方は肥満を防ぐことにもなります!

○ 食事は野菜から先に食べる。(食物繊維(玄米や野菜などを)上手に摂る。)

食生活の中で今よりも摂取量を増やすには、朝食がカギといいます。昼食と夕食だけで350gを摂ろうとすると大変ですが、朝食に野菜を加えることで、目標値をクリアしやすくなるのです。トマトとりんごのレッドスムージー」や、作り置きもできる「キャベツとソーセージのトマトスープ」といった時短メニューを取り入れたり、野菜加工食品や野菜ジュースなども上手に活用したり夜の内やゆす箕の日に温野菜のスープをたくさん作っておき、冷凍保存などにしたりして、自分に合った野菜摂取方法を見つけていきましょう。

○ 油脂類の摂り方を考える。
牛脂や豚などの動物性脂肪を出来るだけ控える。魚類の青魚の脂を摂るようにする。鳥の脂は摂っても良い。
脂質は体にとっては脂肪膜の原料となったり血液成分として使われるなど不可欠な栄養素で、活動エネルギーとしてもひじょうに効率の良いエネルギー源となります。しかし、肥満や高コレステロールの原因となったり、酸化されることによって動脈硬化やアレルギーの原因になります。脂質は脂肪酸の種類によって四つに分けられますが、総摂取量を増やさずにバランス良く摂ることが大切です。常用する油をn-3系に変えると良いといいます。(n-3系油はあまに油、えごま油、しそ油、なたね油、これらは加熱しないこと。)n-3脂肪酸は体内で合成されませんので、α-リノレン酸が含まれるエゴマ油やしそ油などを料理に使用しましょう。同じく多価不飽和脂肪酸のn-6脂肪酸リノール酸も体でつくられませんので、料理に使用して取りましょう。しかし、リノール酸はいまの日本人食生活で比較的足りているといいますのであえて摂るように意識しないでも良いでしょう。飽和慈雨さんは体内で合成されます。肉類やバターなど動物性脂肪に含まれ、ときおり肉料理を摂れば足りています。
○ 魚介類を中心の食生活にする
○ 柑橘類やクエン酸(酢の物)をよく摂る
○ 発酵食品をよく食べる(漬け物、乳酸発酵食品含む)
○ キノコや海藻をよく食べる
○ 味を楽しむ。(ゆっくりとよく噛んで食べる)

○ 腹八分目にとどめる
○ 食材は大きめに調理

 等が良いといいますが、噛む習慣が身に付くのは6ヶ月くらいかかるようです。噛んで味を意識して食べることが大切」だとも言われます。。

早食いで必要以上に食べたり、夜遅い食事で脂肪を溜め込むことが肥満につながるといいます。

体内で時間を刻む遺伝子「BMAL1」がつくるタンパク質が脂肪組織の中にあり、夜間に活発に働くという報告もあります。

「BMAL1」がつくるタンパク質は最も多い量の午前2時は、午後2時の20倍となり、昼間は脂肪を分解してエネルギーを作り出し、夜は逆にエネルギーを脂肪として溜め込む、ですから夕食は午後8時までに取るのが良いといいます。

  1.油脂の種類と摂取量は今一度食生活を見直してみましょう! 

 油脂摂取量と生活習慣病の増加が関係の深いことは常識ですが、癌においても中性脂肪摂取量と死亡率の間に相関関係があり、その因果関係は動物実験でも明らかにされているそうです。

脂肪摂取量の多い国では乳癌の死亡率が高く、大腸癌や肺癌でも同様の結果が報告されています。日本でも最近乳がんになる方が異常に多くなっています。

薄毛になる女性は以前には脂漏性脱毛が原因の場合はほとんどいませんでしたが、最近は特に35歳前後から増えてきています。

油脂類は大きく4つに分けると・・・

 ・飽和脂肪酸および一価脂肪酸系

  動物の肉、乳製品、パーム油、ヤシ油など。

 ・リノール酸系

   コーン、ひまわり、紅花、ゴマ油など。

 ・αリノレン酸系

  魚を中心に貝類、海藻、シソの実、くるみ、緑野菜などに多い。

 ・人工油トランス脂肪酸
マーガリン、植物油、ショートニング、ファストスプレットなどの名前に変わったりしています。
コーヒーに使用するカップ型のミルク「コーヒーフレッシュ」、その他「植物性油脂」「食品精製加工油脂」などと書かれているドレッシングにも使用されています。
お菓子や加工食品油の多くにもトランス脂肪酸は使用されています。

リノール酸系もαリノレン酸系と同じ、多価不飽和脂肪酸で必須脂肪酸なので体に良いと思われがちですが、しかしリノール酸の必須量は60kgの体重で1~2g/日。普通の食事の白米で2.5杯、パンなら2枚で摂取できますからこれで十分足りています。

現在の日本人の問題は摂取過多で、このリノール酸により体内で作られるアラキドン酸は体内で炎症を誘発し、血栓を作りやすくします。

また血管を収縮させる作用もありますから更に血液を詰まりやすくして、体内でアレルギーの原因となるロイコトルエンをも作り出します。

リノール酸過多は炎症、血栓作用、血管収縮作用、アレルギーを引き起こしやすい油と言われます。

以上の油脂類の中で、唯一体に良く必須脂肪酸としては、αリノレン酸系だけです。

もちろん育毛発毛上からもαリノレン酸系の魚介類、海藻、シソの実、くるみ、緑野菜を食べましょう。

 

 

 

 

「世界発毛科学研究所」

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発毛専門理学博士 伊藤勝文

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