2024.09.19
薬用シャンプーが薄毛や脱毛症につながる?
製薬会社が販売している薬用シャンプーを利用している方、利用しようか考えたことのある方は多いでしょう。
果たしてそれは有効であり、体や頭皮にダメージはないのでしょうか。
今回は、薬用シャンプーに注目し、その基礎知識から体や頭皮へのダメージについて解説していきます。
目次
薬用とは?
薬用という言葉は、一見健康に良いものと思えますが、実は化学物質の薬効とはその化学物質の持つ毒性を利用したものです。
「薬も過ぎれば毒となる」ということわざがあるように、薬用シャンプーを使うべきでない方が使ったり、不適切な量を使ったりすると、体にダメージを与えてしまうことを知りましょう。
薬用シャンプーは普通のシャンプーと何が違う?
薬用シャンプーと普通のシャンプーは分類が異なります。普通のシャンプーが「化粧品」であるのに対し、薬用シャンプーは「医薬部外品」です。
すなわち、普通のシャンプーは髪の毛を清潔にしたり、美しく見せたりするためのものですが、薬用シャンプーは人体に作用し一定の効果を発揮することを目的としています。
そのため、配合されている成分にも違いがあります。例えば、フケを抑えることをうたっている薬用シャンプーには、フケの原因である雑菌の増殖を抑える作用が科学的に認められているピロクトンオラミンのような成分が配合されているでしょう。
これは、化粧品に分類される普通のシャンプーには配合されていない成分です。
これを見ると、「普通のシャンプーよりも薬用シャンプーのほうが優れているのでは?」と考える方もいるかもしれません。
しかしそうとは限らず、自分に合っていない薬用シャンプーを使ったり、薬用シャンプーを使いすぎたりしてしまうと、体や頭皮にとってダメージとなってしまうことがあるのです。
次の章では、実際に薬用シャンプーを使用して頭皮にトラブルを抱えてしまい、ワールドヘアサイエンスにいらっしゃった方の事例を紹介します。
実際に薬用シャンプーを使用したら頭皮はどうなる?
先日「理容室で白髪染めをした後にフケやかゆみが出て、何か頭皮の具合がおかしいので見てくれないか」と相談にいらっしゃった男性の方がいました。
お聞きしますと、ヘアカラーはヘナを使用したとのことです。しかし、ヘナだけでは髪を黒色に染めることはできないので、そもそも白髪染めはできません。
そのため「もし黒く染まっていれば、ヘナに白髪染め用のジアミン系の酸化染料が入っていることも考えられます」とお答えしました。
その染毛剤を確認することは不可能なので、あくまでも可能性として考えられるということです。
そこで、普段使用しているシャンプー剤を聞いてみると「薬用シャンプーを使用している」とのことで、頭皮の状態を見ると角質がかなり荒れていました。
強いかゆみが出ていてもおかしくはない状態で「どうして薬用シャンプーを使用しているのですか?」と聞いてみると、かゆみがあるからとのことだったのです。
この方の頭皮のかゆみや違和感の原因としては、以下の原因が考えられます。
- 1.ヘアカラーでの染毛剤の問題
- 2.染毛技術によるもの(染毛剤を頭皮にべったりと塗りつけたり、染毛の過程で脱色剤を使ったりしたことによるダメージ)
- 3.染毛時のシャンプー剤の問題(合成シャンプーやアルカリ性の強いシャンプー剤などの使用)
- 4.染毛する前に合成シャンプーで洗いすぎて、皮脂を過度に取ってしまった
- 5.染毛後の皮脂や角質が傷んだ状態に、薬用シャンプーを使用した
薬用シャンプーは、頭皮のかゆみの原因になりかねません。
なぜ薬用シャンプーの使用でかゆみが起こることがあるのかというと、薬用シャンプーが皮膚のバリア機能を破壊するためです。
例えば、薬用シャンプーに含まれることのあるピロクトンオラミンは、フケの原因となる雑菌の繁殖を抑制すると先述しました。しかし、裏返せば普段頭皮にとって良い働きをしている菌の繁殖すらも抑えてしまうのです。
つまり、薬用シャンプーは肌のバリア機能を維持する菌を少なくしてしまいます。そうして頭皮のバリア機能が弱まることで頭皮が荒れてしまい、発毛しにくくなり、薄毛となる可能生があるのです。
今回相談された方の場合、白髪染めによって頭皮のバリア機能が弱まっている状態で、さらに薬用シャンプーを使用したことで肌のバリア機能が破壊されてしまい、強いかゆみを引き起こしていた可能性があります。
まとめ:発毛に良いシャンプーは?
頭皮のバリア機能の破壊は、髪の毛の基盤となる環境が荒れてしまうことに他ならず、結果的に薄毛や脱毛症につながってしまいます。
「薬用シャンプーは気になるが、薄毛や脱毛症にはなりたくない」
「発毛に良いシャンプーを使いたい」
このような方は、化学成分の薬用シャンプー剤ではなく、ワールドヘアサイエンスが薄毛や脱毛症の方のために開発した、皮膚に良い働きをする薬草(ハーブ)の自然成分のシャンプー「理学発毛ケア用シャンプー剤」を使いましょう。
副作用がなく安心して使用でき、さらに頭皮のバリア機能を整え、薄毛や脱毛症の予防と発毛促進に寄与します。
シャンプーでお悩みの方は、ぜひご相談ください。
「世界発毛科学研究所」
ワールドヘアサイエンス
フリーダイヤル 0120-77-3911
発毛理学博士 伊藤勝文
子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス