2023.05.17
女性や子供の円形脱毛・脱毛症の正しい発毛ケアとは|危険な頭髪用品も
頭皮に良いと思って、日常的に何気なく使用している頭髪用化粧品や育毛剤が、実は薄毛を促進していたり円形脱毛症の脱毛原因となっていたりすることがあります。
脱毛症にならないため、また発毛するためには、頭皮環境を整えることが大切です。
そこで今回は、頭髪化粧品や市販の育毛剤が薄毛の促進や脱毛症の原因になる理由やアルコールの摂取が育毛に悪い影響をもたらすのかについて解説します。
また、市販のシャンプーが頭皮にダメージを与えている可能性についても要チェックです。
目次
頭髪化粧品や市販の育毛剤が薄毛の促進や脱毛症の原因になる理由
頭髪化粧品や市販の育毛剤に多く使用されているアルコール成分が、角質を傷つけて、乾燥を招いたりアレルギーの原因となっていたりすることがあります。
育毛剤やトニック、ヘアースプレーなどには大量のアルコールが使用されている製品があり、アルコールアレルギーの方は注意が必要です。
特に女性はアルコールアレルギーの方が多いと言われています。
その理由は、女性ホルモンがアルコールを分解する酵素の働きを阻害するからです。では、内部とともに外部の皮膚においてもアレルギーを発症するのでしょうか?
結論として、内部だけでなく、外部の皮膚においてもアレルギーが発症する恐れがあります。
特に、日常的に使用する頭髪用のヘアトニックなどの化粧品や、ヘアースプレーに使用されている工業用アルコールに対しアレルギー反応が出やすいと考えられています。
ヘアースプレーには色々な化学物質が入っていますので、ヘアースプレーを使用して痒みが出るときは、頭皮に掛からないように噴霧するか、今後は使用しないようにしましょう。
アルコールアレルギーの見極め方は、病院で何らかの注射をする際に使用される消毒用アルコールのエタノールで皮膚が赤くなったり、腫れ上がったりする方はアルコールアレルギーである可能性が高いと考えられます。
しかし、皮膚のアルコールアレルギー反応はそれほど強く出ませんし、長く続かないのであまり心配はありません。
とは言え、一部の育毛剤などにはアルコール度数の高いものが見受けられるため、注意が必要です。
また、ご自分で手作りのヘチマ化粧水や育毛剤を作る方がいるようですが、これは危険な行為です。自然のものだからといって、絶対的に安心・安全ということにはなりません。
自然のものといってもアレルギー反応(カブレ)が起きる場合もありますし、なによりも腐敗しやすいので危険です。
元々、アルコールは淡白質を分解する作用があるため、理容室などで、洗髪後にヘアトニックなどをたっぷり頭皮に掛けることは、頭皮にダメージを与えるようなものだと思います。
過度なアルコール摂取は育毛に悪い影響をもたらすのか
アルコールはタンパク質を分解する作用がありますので、身体に付けたりするとアレルギーをおこすことがあります。
また、飲酒によるアルコールの摂取も薄毛や脱毛症の原因になる恐れがあります。特に女性の方は、出来れば飲酒を控えたほうがいいと言えます。
なぜなら、女性の身体はそもそもアルコールを呑むようにはつくられていません。
女性は男性と違って、アルコールを分解する消化酵素が女性ホルモンの働きで一種類しか働かないと言われています。
そのため、アルコール中毒になる危険があり、また女性ホルモンの分泌も少なくなり育毛に悪い影響を与えます。
香水やオーデコロンにもアルコールが使用されている
最近は、汗臭さや体臭を気にして、香水やオーデコロンを使用している人も多いのではないでしょうか。
身体をいつも清潔にするよう心がけることは、とても良いことなのですが、香水やオーデコロンを付ける必要はないと思います。
元々、日本人の体臭は強くないため、毎日お風呂に入る習慣があるのならば体臭を気にすることはありません。
また、お風呂に入らない人が、臭い消しで香水を使用するなどというこことは、逆に体臭と香水が混ざって臭い匂いがします。
オーデコロンは合成香料をアルコールで薄めているもので、天然のハーブではありません。直接に肌に付けているとシミの原因になることがあります。
香水も同様にシミの原因になりますので、決して肌に直接つけないようにしましょう。
体臭や頭皮の臭いが気になるという方は、まず食生活を見直し、肉食への偏りを直して、魚介類や野菜を中心とした和食にしましょう。
それでも臭いが気になるという方は、ラベンダーや好きな香りのハーブのポプリなどをハンカチに挟んだり、ハーブオイルをハンカチに染み込ませたりして、胸ポケットなどに入れておくことをおすすめします。
市販のシャンプーが頭皮にダメージを与えている可能性も
間違った育毛・発毛処置をしていますと、かえって発毛環境を悪くして薄毛や脱毛原因となります。
テレビで宣伝されている、育毛シャンプーや女性の艶髪・髪の補修に良いと謳われているシャンプーがあります。
しかし、その甘い言葉の裏に、頭皮にダメージを与えてしまう成分が使用されている場合があります。
シャンプーなどは、大量生産されていて、販売店によっては日の当たる所に無造作に置かれることもあります。
そのため、シャンプーなどには強力な防腐剤パラベンやエデト酸塩などが入っています。これは何年経っても腐敗しない強力なものです。
また、シャンプーは、お風呂などの湿気や温度の高い、一番腐りやすいところに置かれるため、余計に腐ったり、成分変化が起きたりします。
さらに、頭皮や髪のために良いと言われているアミノ酸系成分ですが、アミノ酸は淡白質のため、バクテリアなどの餌になり腐敗しやすく、成分も良い状態で長年安定させておくことは容易にはできません。
そのため、大量生産品は石油から造った、アルコールの合成界面活性剤入りのシャンプーがほとんどです。
このアルコール系の合成界面活性剤は、台所洗剤に使用されているものと同じもので、脱脂作用が強く、皮脂を取りすぎてしまい、頭皮を守っている角質が乾燥したり剥がれてしまったりする場合があります。
そのために痒みが出たり、乾燥によりバリアー機能が働かず、細菌が感染したりして、皮膚トラブルの原因になります。
毛髪自体にもダメージがあり、ケラチン淡白が毛髪内部から流失し大変にもろくなります。
また、強力な防腐剤が入っているので頭皮の正常細菌叢を壊し、育毛環境を悪くする恐れもあります。
以上のように、高いお金を出して頭皮に良いと思って買ってきたものが、実は薄毛を促進していたり脱毛の原因になっていたりすることがあるため、注意が必要です。
アミノ酸系シャンプーの本当に良いものは、大量生産ができないのです。
汗や皮脂はシャワーのお湯だけでも十分に落とせるものです。
肌質にあったシャンプー剤を選び、シャンプー剤を使用しての洗髪は一日に一回以内にしましょう。
また、ハーブなどが入っているシャンプーは、ハーブの効果を期待するならば、開封したら6ヶ月以内に使用しましょう。
「世界発毛科学研究所」
ワールドヘアサイエンス
フリーダイヤル 0120-77-3911
発毛理学博士 伊藤勝文
子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス