2022.08.19
大人が好む嗜好品は髪に影響する?
大人になると、飲酒や喫煙といった嗜好品の種類が増えます。
これらは髪の薄毛や成長に悪影響があるのでしょうか。今回は、大人の嗜好品である「飲酒」や「喫煙」についてみていきましょう。
目次
飲酒・喫煙がもたらす髪への影響とは
・飲酒するとどうなる?
お酒を飲むとお酒に含まれるアルコールを分解するために、体内のエネルギーが消費されます。
そうすると、髪に必要な栄養までが使われてしまい、髪が発毛しても栄養不足で細く・弱くなってしまうのです。そのため、飲酒は髪に影響があると考えられています。
また、アルコールが分解された際に発生するアセトアルデヒドは、眠りを浅くします。
しっかりと休息をとって睡眠をとることで、成長ホルモンが分泌されて健康な髪が発毛するので、アルコールがもたらす睡眠への影響も把握しておきましょう。他にもアセトアルデヒドは、AGAへの原因にもなります。
・喫煙するとどうなる?
喫煙をすると血管が収縮するため、血行が悪くなります。
発毛に必要な栄養は血液によって毛根に運ばれるので、血行不良の場合には十分な栄養が行き渡りません。そうすると、発毛したとしても元気がない髪が生まれて薄毛になったり、抜けやすい髪が生えてきます。
また、ニコチンは体内のビタミンを破壊します。
ビタミンは発毛に必要な栄養素であるため、喫煙によってビタミンが失われてしまうのです。そして、体内の活性酸素が増加して、髪の毛を発毛させる毛母細胞を老化させます。
髪へ悪影響なく、喫煙と飲酒に付き合うには
飲酒や喫煙は、ストレス解消法の一つになっているから止められないという人もいるかと思います。
その場合、まずは1日の飲酒量やタバコを吸う本数を減らすことから始めましょう。そして、お酒やタバコを体内に取り入れることで失われてしまう栄養素である、ビタミン・タンパク質・ミネラルを積極的に摂取してください。特にビタミンは、ビタミンB群がおすすめです。
それぞれの栄養素が多く含まれている食材は、次の通りです。
・ビタミン
豚肉・レバー・ハツ・ごまなど
・タンパク質
鶏のささみ・いわし丸干し・チーズ・ゆで卵など
・ミネラル
牛乳・にぼし・納豆・ほうれん草など
これらを普段の食事に取り入れて、積極的に摂取しましょう。
まとめ
薄毛や抜け毛が気になり始めている方の中で、お酒やタバコは嗜好品として楽しんでいる方は付き合い方に注意しましょう。
また、今は薄毛や抜け毛が気になっていなくても、将来のことを考えて控えてみてください。
「世界発毛科学研究所」
ワールドヘアサイエンス
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発毛理学博士 伊藤勝文
子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス