2021.05.31
子供が食べているお菓子は脱毛症に影響する?
髪の成長には、食事の栄養が欠かせません。つまり、食べたものが髪の成長に直結しているということです。
今回は「お菓子」に焦点をあて、子供の脱毛への影響について説明していきます。
目次
脱毛につながるお菓子って?
お菓子その物が髪の毛に悪いのではなく、含まれている成分が悪いと考えられています。
・トランス脂肪酸(硬化油)
デザートの定番ケーキには型崩れを防ぐために、硬化油が含まれています。
硬化油はトランス脂肪酸といい、マーガリンやショートニングがそうです。酸化しにくく、保存性が良いということで、このトランス脂肪酸がポテトチップスなどのスナック菓子、菓子パン、カレールー、レトルト食品、コーヒー用ミルクやアイスクリームなどと、多くのものに使われています。
水素添加して人工的に作られたトランス脂肪酸は、体内で代謝されにくい構造になっており、悪玉コレステロール(LDLコレステロール)を増加させるだけでなく、善玉コレステロール(HDLコレステロール)を減少させてしまう働きがあることも明らかになってきています。これは、心臓病などの疾患を引き起こす要因です。
また、脂肪酸は細胞膜を構成する物質ですが、トランス脂肪酸で形成されるとその細胞膜は弱く、免疫機能が低下することも指摘されています。免疫力低下は脱毛の症状にも影響するので注意が必要です。
・砂糖
子供が好きなジュースや清涼飲料、甘いお菓子には、砂糖がふんだんに入っており、場合によっては健康を害する量が使用されています。糖質を過剰摂取することは、皮脂の分泌量が増える原因です。
頭皮環境の悪化するうえに血流が滞り、髪に十分な栄養が行き渡らなくなります。
おやつを選ぶ時には原材料を確認するか自分で材料を確認しながら手作りすることで、砂糖の摂りすぎを避けられるでしょう。
子供の脱毛改善!積極的に摂りたい食べ物
子供の脱毛改善のために避けたい食べ物がある一方で、積極的に摂取したい食べ物もあります。
・たんぱく質(鶏ささみ・大豆製品・青魚類など)
髪の毛は主にたんぱく質でつくられているので、不足していると健康的な髪の毛は生えてきません。
・ミネラル
ミネラルは体内で作り出せないため、食事から摂取が必要です。特に亜鉛が必要になり、不足すると亜鉛欠乏症になります。
・ビタミン
亜鉛の作用をより有効にするために必要です。皮膚や粘膜を健康に保ちます。
まとめ
お菓子の中で脱毛につながる成分を避けることも子供の脱毛症対策に有効ですが、食事で髪の発毛に必要な栄養素の摂取も大切です。
食生活の見直しでお困りの方は、ご相談下さい。
「世界発毛科学研究所」
ワールドヘアサイエンス
フリーダイヤル 0120-77-3911
発毛理学博士 伊藤勝文
子供や女性の薄毛や脱毛症の発毛アドバイス