2019.06.05
発毛アドバイス 薄毛隠しのブラックパウダー振り掛けは危険ですか?
頭皮の角質は大切です。
白髪隠しにカラースプレーを使用する方がいますが、カラースプレーの中には色を付着させるための顔料が入っています。
顔料を溶かすためや髪に付着させるために接着剤も入っています。さらにそれらを溶かし、混ぜて噴霧するためにアルコールも入っています。
また、薄毛隠しに黒色や栗毛色などの細かいパウダー状のススプレーや、振り掛けタイプものを使用する方がいます。
このスプレーにはアルコールや接着剤が入っていますので、このアルコールや接着剤が角質を荒らします。
それはアルコールがタンパク質を分解して頭皮を乾燥させるからです。頭皮の乾燥は悪玉細菌が増殖して頭皮の正常菌叢のバランスを壊します。
こうしたことにより痒みや湿疹が出来たりします。
カラースプレーの噴霧の仕方は毛髪だけに掛けて、頭皮にはできる限り掛けないようにしましよう。
そして、外出時だけに使用して、使用後はできる限り早く洗い流しましょう。
また、アルコールは毛髪もタンパク質ですから、毛髪にもダメージがあります。
毛髪をガサガサにして乾燥毛にします。切れ毛や枝毛の原因になる恐れもあります。
さらに怖いことに薄毛の原因となりますからもっと早く薄毛を早めます。
それは、パウダーにした粒子が毛穴から毛包の中、毛母細胞の辺りまで浸透して、毛母細胞の細胞分裂を阻害することがあるからです。
抜毛を顕微鏡で見ると毛根の周囲にこのパウダーの粒子が付着しています。
毛球が小さく明らかに毛母細胞の細胞分裂を邪魔しています。益々、薄毛を助長しています。
更に、こうした薄毛隠しのパウダーは毎日使用するために費用もばかにならず決して安いものではありません。
そのために、一度振り掛けたりして使用すると何日間か洗髪しない人が多くいます。
こうしたことは頭皮のバリア機能をつくっている常在菌の聖女鵜バラスを崩し脱毛症になるおそれがあります。
事実、40歳くらいの男性が薄毛隠しにブラックパウダーを使用して、洗髪を怠りつ、むじと前頭部のところに円形脱毛ができました。
また、60歳くらいの女性は全体的な薄毛で栗色のカラースプレーを使用していましたが、毛周期が短くなり短毛に段々となって行き、毛量も少なくなって行きました。
こうしたカラースプーレーやブラックパウダーは、頭皮の育毛環境、発毛環境を考えますと最悪だとわかります。
「世界発毛科学研究所」
ワールドヘアサイエンス
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発毛理学博士 伊藤勝文