2019.05.03
発毛アドバイス発毛のための頭皮環境 石鹸シャンプーは使用するべきなのでしょうか?
深刻な薄毛脱毛症
子供を含む複合性の薄毛脱毛症の根本原因 !?
「育毛発毛のための頭皮環境!」 育毛環境を悪くするもの
頭部常在菌の悪玉菌を増やすものや行為
①石鹸シャンプー
石鹸シャンプーが全て悪いということを言うことではありません。
石鹸シャンプーは、使用する場合に既に円形脱毛症、多発性脱毛症、全頭脱毛症などになっている場合さらに悪化する怖れがあります。
それは石鹸の肌に優しい成分が細菌の餌になるおそれがあるからです。石鹸シャンプーをして酸性リンスを使用しない上に、濯ぎが不十分な場合に洗髪後にすぐフケが出ることがありますが、
この原因の一つだと言われているのは「マラセチア」と言って、頭皮にいる常在細菌のせいです。元々フケは古い角質が自然に剥がれてなるものですが、シャンプー後にすぐフケが出るのは石鹸の成分の油脂が頭皮に残り、それを食べた菌が増えたものと考えられます。
普段は害があるような菌ではありません。
しかし、頭皮の脂や汗を好んで爆発的に増殖することがあり、結果として頭皮に炎症を起こし、激しい痒みとフケを生みます。
円形脱毛症などが出来ていると細菌がさらにこの油脂などを餌にして多発性脱毛症や全頭脱毛症へとさらに悪化とせる原因となるおそれがありますので、注意が必要です。
石鹸は油脂を化成ソーダーで溶かし鹸化します。
石鹸ができる化学反応には、油脂そのものをアルカリで加水分解する「鹸化(けんか)」と、 油脂から取り出した脂肪酸とアルカリを直接反応させる「中和」の2通りがあります。石鹸はこの2種類のうちどちらかを利用して作られ、実際の方法としては、次のようなものがあります。
鹸化 鹸化塩析法
釜炊き鹸化法は、伝統的な石鹸製造法です。釜に入れた原料油脂とアルカリ剤を撹拌しながら加熱し、鹸化(けんか)反応を起こして石鹸を作ります。
炊き込み法
鹸化反応が終わったあとに塩析しない方法です。家庭や地域で小規模に作られる廃油石鹸は、この方法で作られることが多いようです。
塩析をしないので、できあがった石鹸にはグリセリンのほか、未反応の油脂や油脂中の不純物もそのまま残ります。そのため石鹸の純度はあまり高くなりません。ですが、残った不純物が保湿剤の働きをして肌に優しい石鹸になることもあります。一方、手作り石鹸などではその不純物が原因で変質が早まったりすることもあります。
苛性カリで作る石鹸は液状になるため、塩析ができません。よって、液体石鹸はこの方法で作られることが多いようです。
冷製法
油脂に苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を加えて撹拌し、加熱せずに反応熱だけで鹸化します。加熱しないので家庭でも比較的簡単に行える方法です。
焚き込み法と同様、グリセリンのほか、未反応の油脂や油脂中の不純物もそのまま残るため、石鹸の純度はあまり高くなりません。わざと未反応の油脂が残るように設計し、洗浄力がマイルドな過脂肪(スーパーファット)に仕立てる場合もあるようです。
中和法
あらかじめ油脂を分解し、えられた脂肪酸だけをアルカリと反応させる方法です。
最初から脂肪酸だけを使うので、不純物を取り除く塩析は必要ありません。脂肪酸の種類を選べるので、刺激性のある低級脂肪酸を抜くなどの細工がしやすくなります。鹸化塩析法の石鹸よりも変質しやすい傾向があるようです。
※参考:新化粧品学 第2版 P487 石けんの製造方法
※石鹸シャンプーが悪いと言っているのではありません。円形脱毛や多発性脱毛症などの細菌性の進行性脱も打症には良くないだけで、脱毛症では無い方にはなんのも影響もありません。
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発毛理学博士 伊藤勝文